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冬の室内ガーデニングを華やかに!咲き続ける鉢花[8選]と育て方のコツ

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光武俊子

存在感たっぷりに長期間咲き続ける【エラチオール・ベゴニア】

開花期:10~6月
草丈:20~40cm

リーガース・ベゴニアとも呼ばれる、球根ベゴニア系の園芸品種群。冬の鉢花として流通しますが、環境が適したら真夏以外ずっと華やかに咲き続けます。最低10℃は保てる室内の日当たりで育て、夜も温度をキープ。冷暖房の風が当たったり、昼夜の気温差があると傷むので、夜も10℃以上を保てる室内に置きましょう。

華やかな花がこんもりと咲きそろう【シネラリア(サイネリア)】

開花期:11~4月
草丈:20~50㎝

カナリア諸島原産の一年草。ピンクや紫色、白い花弁を鮮やかに縁取るなど、多彩な園芸品種があります。開花中は0℃以上が適温で、暖地では寒風の避けられる戸外で冬越し可能。または日当たりのよい縁側などがぴったりです。暖房のある部屋ではかえって草姿が乱れやすくなります。

花色豊富なミディタイプがおすすめ【コチョウラン】

開花期:条件によって不定期(おもに2~4月)
草丈:20~100㎝

学名ファレノプシス。東南アジア原産の着生ランで、水ごけやバークチップで栽培します。ギフト用の大型タイプが主流でしたが、近年は花色豊富なミディタイプが手ごろな価格で流通。10℃以上、できれば15~20℃の日当たりで湿度を保ちます。夜間も気温が下がりすぎないように。

半日陰でも栽培できる華やかなプリムラ【プリムラ・オブコニカ】

開花期:12~4月
草丈:15~40cm

プリムラのなかでも大きめの花を掲げて華やかです。暑さ寒さに弱く、冬は5℃以上必要ですが、1日数時間の日照でも開花します。灰色カビ病にかかりやすいので、雨に当てず水はけよく栽培。鉢皿に水を溜めないように気をつけます。茎から出る汁でかぶれやすい点にも注意。

生育のゆっくりな冬は水や肥料を控えめに

冬に咲き続ける花でも、冬の生育は控えめです。肥料を与えるのは春に生育が活発になってから、水やりも控えめにします。鉢植えの土表面がよく乾いてからたっぷり水を与え、鉢皿には水を溜めないように気をつけましょう。

吊り鉢などのタイプによっては、鉢皿と鉢が一体化しているものがあります。鉢底に底穴が見たらなかったら、鉢底の部分を外して溜まった水を捨ててください。
気温の低いときに根鉢が湿った状態が続くと、根腐れしやすいので気をつけて冬の鉢花を楽しみましょう。

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バークチップとは、木の樹皮を細かく加工した素材で、ガーデニングにおいておもにマルチング材として利用されます。土壌の乾燥を防ぎ、雑草の発生を抑える効果があり、自然な見た目で景観にも優れています。また、徐々に土に還る性質を持つため、環境に優しい素材としても注目されています。バラや観葉植物など、さまざまな植物の根元に敷くことで土壌環境を整え、見た目の美しさと実用性を両立できるおすすめのアイテムです。

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観葉植物とは、花よりも葉の形や色、質感の美しさを楽しむことを目的とした植物の総称です。モンステラ、ポトス、カラテアなどが代表的で、インテリアグリーンとして人気があります。育てやすく空間に潤いを与えるため、初心者からベテランまで幅広い層に愛されていますが、室内管理には日照・温度・湿度・空気の流れなど、繊細な配慮が必要です。身近に置いて葉の表情を見て、植物と会話する感覚が味わえるのも魅力の一つです。

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多肉植物とは、​乾燥地帯に適応するため、葉や茎、根に水分を貯蔵する組織をもつ植物の総称です。アロエ、エケベリアなどが代表的です。​ぷっくりとした独特の形状や多様な色彩が特徴で、室内外の観賞用として人気があります。

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根腐れとは、土の水はけが悪いことによって、植物の根が腐ってしまう状態をいいます。肥料の与えすぎでも根腐れが起こることがあります。根腐れをほうっておくと、葉がしおれたり枯れたりします。

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冬越しとは、寒さに弱い植物を冬の寒さや霜から守って生き延びさせるための管理方法です。屋外に置いている鉢植えを室内に取り込んだり、花壇の土の表面にワラや落ち葉などを敷き詰めたりします。

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一年草とは、発芽から開花、結実、枯死までのライフサイクルを1年以内で終える植物のことです。春にタネをまいて夏から秋に花を咲かせる「春まき一年草」と、秋にタネをまいて翌春から初夏に開花する「秋まき一年草」に分類されます。代表的な春まき一年草には、ヒマワリやコスモスがあります。短期間で生長し、華やかな花を楽しめるのが特徴です。

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開花とは、植物がつぼみから花を咲かせる現象を指し、植物のライフサイクルの中で繁殖を目的とした重要な段階です。開花には品種ごとの遺伝的要因に加え、温度・日照・水分・肥料などの栽培環境が大きく関係しています。開花の時期や条件を正しく理解することは、ガーデニングにおいて花を美しく咲かせるための基礎知識の一つとなります。

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鉢花は、鉢に植えられた花のことで、ガーデニングでは室内外どちらでも楽しめる人気のスタイルです。ベゴニアやシクラメン、ポインセチアなど季節ごとに適した種類が選ばれ、空間を彩ります。移動が容易なので、環境に応じた日光や温度調節が可能で手入れもしやすく、狭いスペースでもガーデニングの趣を存分に楽しめます。

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鉢皿は、鉢植えの底に敷く皿のことで、植物の水やり後に排水された余分な水を受け止める役割を持ちます。これにより、室内やベランダが濡れるのを防ぎ、植物の周囲を清潔に保つことが可能です。また、溜まった水を速やかに捨てることで、根腐れや害虫の発生を防ぐ効果も期待できます。陶器やプラスチックなど、材質やデザインも多様で、雰囲気に合わせて選べる楽しさがあります。特に室内ガーデニングでは欠かせない便利アイテムです。

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草丈とは、植物が地面からどのくらいの高さまで育つかを示す言葉で、園芸品種の選定や植えつけ間隔を考えるうえで重要な指標になります。低い草丈の品種は鉢植えや寄せ植えに向き、高い草丈の品種は庭の背景や目隠しとして活躍します。花壇づくりでは草丈のバランスを取ることで、奥行きや見栄えのよいレイアウトに仕上げられます。

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花弁とは、一般に「花びら」と呼ばれる部分で、花の中でも最も視覚的に目立つ構造です。昆虫を引き寄せるための鮮やかな色や形、香りを備えており、園芸植物ではこの花弁の特徴が観賞価値に直結します。八重咲きや一重咲きの違いも花弁の枚数に関係しており、育種や品種改良ではこの部分の改良が重点的に行われます。雨や暑さで傷みやすいため、花弁の丈夫さもガーデナーには重要なポイントです。

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肥料とは、植物が健やかに生長するために欠かせない栄養素を補給する材料のことです。おもにチッ素、リン酸、カリウムを三大要素とし、それぞれ葉の生長、花や実の形成、根の発達を助けます。有機質肥料と無機質肥料に分類され、有機質肥料は堆肥や骨粉など自然由来で、土壌改良にも効果的。一方、無機質肥料は成分が均一で即効性が魅力です。ガーデニングでは植物の種類や生長段階を考慮し、適切な肥料選びと施肥のタイミングが大切です。

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球根とは、植物の栄養を蓄えた地下の器官で、翌年の発芽や開花に必要なエネルギーを蓄える役割を持ちます。チューリップやヒヤシンス、ユリなどが代表的な球根植物で、秋に植えて春に咲く秋植え球根、春に植えて夏に咲く春植え球根などに分類されます。球根は植え方や植えつけ時期、水はけのよい土などの条件を整えることで、毎年美しい花を咲かせることができます。

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樹高とは、地面から樹木の最も高い部分までの高さを指す言葉で、庭木やシンボルツリーを選ぶ際の重要な目安となります。植物の種類や品種によって最終的な樹高には大きな差があり、適切な樹高を見極めて植栽することで、住宅や周囲の景観と調和したガーデニングが実現できます。また、生長のスピードや剪定のしやすさにも関わるため、メンテナンスの観点からも考慮すべきポイントです。

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根鉢とは、鉢植えの植物を鉢から抜いたときに、土と根がかたまりになっている部分のことを指します。

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暖地とは、年平均気温が15℃〜18℃、冬も厳しい寒さになりにくい地域を指します。日本では九州や四国、沖縄、本州の関東以南の太平洋側などが該当します。こうした地域では、寒さに弱い熱帯植物や南国フルーツ、四季咲きの花がガーデニングで育てやすいのが特徴です。ただし、夏の高温多湿が植物の生長に与える影響もあるため、適切な管理が必要となります。

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学名とは、植物や動物を世界共通で呼ぶために使われるラテン語などによる正式な名称で、属名と種小名の組み合わせから成ります。例えばバラの学名は「Rosa hybrida」で、学術的な識別や国際的な情報交換に不可欠です。和名や英名と異なり、学名は重複や誤認が少なく、分類体系に基づいた整理が行われています。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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原種とは、交配などで改良された植物の親や祖先にあたる種のことです。人間の手による品種改良や交配が行われていない、自然のままの状態で存在する野生種のことを指します。

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低木とは、一般的に高さが約2メートル以下の小型の木を指します。ガーデニングでは庭の縁取りやアクセントとして使われることが多く、ツツジやユキヤナギ、ローズマリーなどが代表的です。剪定がしやすく、生長も制御しやすいため、初心者にも扱いやすい特徴があります。また、低木は季節ごとの花や葉の変化を楽しむことができ、庭に四季折々の彩りをもたらします。

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株とは、地面から芽を出して生長している植物の基本単位を意味し、特に多年草や野菜苗などでよく用いられます。例えば「このラベンダーは大株に育った」といったように、株の大きさや状態は植物の生育具合を示す指標にもなります。ガーデニングでは株分けや株の更新、株元の管理など、長期的な育成を考えるうえで頻出する概念です。

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