【ガーデニングQ&A】クリスマスローズが酷暑で枯れてしまう。夏越しのコツは?
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園芸ガイド編集部
植物を育てていくうえで、わからないことや悩んでいることはありませんか? ここでは、読者の皆さんから寄せられたガーデニングにまつわる疑問や質問、お困りごとに、園芸研究家の山口まりさんが回答します。今回のテーマは「クリスマスローズ」です。
Q クリスマスローズの夏越しについて知りたい
年々暑さが厳しくなり、毎年1/3くらいのクリスマスローズを枯らしてしまいます。
夏越しのコツなどあるのでしょうか?(宮崎県宮崎市 82才)
A 高温多湿にならないよう注意し、夏場は水やりと病害虫防除を行う
一般的にクリスマスローズというと、日本ではヘレボルス属全体を指しています。ヘレボルス類は、ヨーロッパの中・東部から西アジアの中低山地帯の落葉樹林下や斜面、石灰岩質の岩場などに原生しています。夏は冷涼で空気は乾燥し、冬季は雪の積もる環境です。
原種の中には日本の高温多湿を嫌う種類もあるので、春咲きのレンテンローズ(オリエンタリス)(Helleborusorientalis)や、オリエンタリスに他の無茎種を交配したガーデンハイブリッドといわれている強健で栽培しやすい種類を楽しむのをおすすめします。
ヘレボルス類の生育は、気温が下がる秋から晩春までの間となり、タネを落とすころに休眠に入ります。
植えかえなどの作業は、生育の始まったころから12月中旬ごろまでか、開花の終期に行います。
休眠期の夏の作業は水やりと病害虫防除程度になります。
植えつけ
昨今の酷暑の日本の夏は最も苦手とする環境になりますので、暑さ・過湿対策をしっかり行いましょう。
初冬から晩春まではよく日が当たり、初夏から晩秋までは明るい日陰の場所で蒸れないよう風通しも大切です。生育環境に近い落葉樹の下などに植えつけると、夏は木陰で乾ぎみ、冬は日当たりになります。
水はけのよい肥沃な土壌を好みますので、植えつけ場所にはあらかじめ腐葉土や堆肥をすき込んでおきます。また、水はけが悪い場所では、大粒の赤玉土を混入しておきます。
鉢植えは、過湿を避けるために雨が続くときは、雨が当たらない軒下などに移動しましょう。
水やり
地植えはほとんど必要ありません。鉢植えは、鉢土の表面が乾いたらたっぷり与えます。夏場の多湿は枯らす要因となりますので、水やりはやや少なめに管理します。
肥料
生育の始まる9月下旬~12月中旬ごろに緩効性化成肥料を規定量施します。鉢植えは、10~4月の間に与えます。
病害虫
多くの病気は過湿になったり、蒸れたりすると発生しやすくなります。
害虫も多く発生します。見つけしだい捕殺・薬剤散布をしてください。特にアブラムシはブラックデスやモザイク病のウイルスを媒介するので見つけしだい駆除しましょう。
クリスマスローズの栽培カレンダー 暖地(関東南部以西太平洋側)
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写真提供/山口まり
※この記事は『園芸ガイド』2026年夏号の記事を、WEB用に再編集したものです。
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