【We are ARASHI】50代・アラシック歴17年のライターが見た「嵐ラストライブ」の奇跡の瞬間
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ゆうゆうtime編集部
活動を休止していた嵐(相葉雅紀、松本潤、二宮和也、大野智、櫻井翔)が、活動の再開と5月31日をもって活動を終了するという衝撃の発表から約1年。アラシックとよばれるファンの1人でもある50代ライターが北海道・札幌ドームのライブの様子や参加して感じたことをレポートします。
札幌の街が嵐カラーに
2020年に活動を休止して5年。2026年5月31日をもって活動終了を発表した嵐のラストライブ、ARASHI LIVE TOUR 2026 「We are ARASHI」がはじまった。スタートを切ったのは北海道の大和ハウス プレミストドーム(札幌ドーム)。3月13日から15日までの3日間で15万人を動員したと言われているが、MJ(松潤)はライブ中に「ここにいる4万人」と話していたので、12万強といったところだろうか。
私が参加した札幌は、市内のあちこちが嵐カラーで彩られていた。テイクアウトのスイーツショップや土産物店は、メンバーカラーの5色に飾られ、あちこちの店からは普段流れないであろう嵐の曲が漏れ聞こえてくる。カフェのカップには、「We are!」や王冠のマークなどが書かれていたというSNS情報も流れてきた。まるでこの日を待ちわびた嵐ファンのわくわくと心躍る空気感が、そのまま札幌の街を覆っているようだ。
札幌駅に降り立ちタクシーを待っていると、後ろから「これから嵐のライブですか?」と声をかけられた。親子らしい二人連れは「私たちは昨日参加しました」と話し、「思いっきり楽しんで。いってらっしゃい」と送り出してくれた。「今からあのワクワクを感じられるんだ」「うらやましいね」という会話が、タクシーのドアが閉まる瞬間に聞えてきた。
そう、ラストライブである本公演は、楽しみと同時にさみしさもつきまとう。こんなに心待ちにして、こんなにこなければよいと思うライブも珍しい。
会場にあるモニュメントは、推しのうちわやアクスタと記念写真を撮る人で黒山の人だかり。どうしても撮りたい!でも最前列まで待っていると入場が遅くなる。結果、スマホを掲げてなんとか撮影だけした。
グッズ売り場はというと、事前にオンライン販売があったことと、当日は入場整理券(予約制。瞬殺で予約枠は埋まった)のため、かなりすいている。すいているなら追加で買いたんだけどなぁ。事前オンラインで買っても、まだ買い足りない。最後だと思うと、アラシックの購買欲は天井知らずなのだ。
「炎天下の中で日傘もささず、ツアータオルをほっかむりのように巻いて長時間グッズ列に並んだなぁ……」と、昔のグッズ売り場を懐かしく思いながら、いざ!中へ。顔認証、続いて持ち物検査。どれも思いの他すいすいと進む。そしていよいよ入場ゲート。
電子チケットの二次元コードをかざすとチケットが発券され、やっと自分の席がわかる。ドキドキの瞬間。以前の嵐ライブや他のSTARTO社のグループのライブでもそうだが、この発券・入場ゲートでは、「きゃ〜♡」「ギャー!!」「あぁ……」など、喜びと落胆の声があちこちで巻き起こる。だが、今回の「We are ARASHI」は少し違った。皆さん、かなり控えめなのだ。チケットを手にした喜び。同じ空間にいられる、同じ空気を吸えるだけでいい。神様には「どこでもいい!」と願いつつ、ホンネはやっぱり少しでも前で見たい。神様も驚く欲深さを心に抱えつつ、大きな声や表情には出さない大人の建て前。「スタンド●列」と書かれたチケットを感慨深く眺め、粛々と自分の席をへと向かっていく。
着席をし、両隣の方には「よろしくお願いします」と軽く挨拶をかわした。普通はこれで終わりだが、おひとり様参戦が多いからか、「どきどきしますね」「無事に着席できてホッとしました」から始まり、「ペンライトの設定できました?」など会話がはじまる。
ワクワクが止まらないがさみしい。話していないと落ち着かない。独り言のような言葉にも、つい反応して答えてしまう。その結果がおしゃべりだ。そして、「楽しみましょう!」「この場に戻ってきてくれた5人に、この思いを届けましょう」と声をかけあい、ドーム全体が自然と一体感に包まれていった。
