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「白い粉が…これ何!?」バラの新芽・つぼみが危ない!4月に急増する「うどんこ病」今すぐの対策

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吉原美奈子

「白い粉が…これ何!?」バラの新芽・つぼみが危ない!4月に急増する「うどんこ病」今すぐの対策

‘ネージュデテ’(夏の雪)という素敵なネーミングのバラ。ロサ・モスカータの仲間ですが、残念ながら日本では取り扱いがないようです。

4月は新芽や若葉が一気に伸びる季節。やわらかい新芽は病害虫の被害を受けやすいので注意が必要です。バラの2大病害はうどんこ病と黒星病ですが、黒星病が発生するのはもう少し先。まずはうどんこ病にしぼって対策を考えましょう。

「白い粉が…これ何!?」バラの新芽・つぼみが危ない!4月に急増する「うどんこ病」今すぐの対策(画像2)

フロリバンダローズの‘ハンゼシュタットロストック’。開花したてのみずみずしい瞬間です。季節によってはオレンジ色が強く出ることも。

今の時期、特に注意したいうどんこ病

4月は朝晩と日中の気温差が大きく、バラにとっては生育が進む時期ですが、うどんこ病にとっても好条件がそろいやすい時期といえます。

うどんこ病は若葉や新芽、つぼみ、花首などに白い粉をまぶしたような症状がでる病気で、発生初期はうっすら白い程度でも、病気が進むとどんどん広がり、葉が縮れたり変形するようになります。

放置すると見た目は悪くなり、花は奇形に咲き、全体の生育の勢いを落としてしまいます。

バラを毎日、難しいなら2~3日に1回見回り、特に新芽の先端や若葉の表と裏、つぼみの周り、花首というように部分ごとにチェックする習慣をつけましょう。

「白い粉が…これ何!?」バラの新芽・つぼみが危ない!4月に急増する「うどんこ病」今すぐの対策(画像3)

クリーム色のシュラブローズにデルフィニウム、ラークスパー、ニゲラなどが群れ咲く、海外のナチュラルガーデン。

症状のある葉や芽を見つけたらすぐに摘みとって周囲もよく観察しても、多くの場合被害がそのまま収まることはなく拡大するでしょう。
そこで予防としてサプロールやベニカXファインスプレーなどの殺菌剤を散布しておくと安心です。

散布は朝夕の風の弱い時間帯に行い、葉やつぼみの表面だけでなく裏側や周囲にもかかるようにします。
薬剤はそのままスプレーできるものが安心で使いやすいでしょう。

数の多い場合は自分でブレンドしますが、ラベルの使用方法を必ず確認してから行います。
4月上旬は葉がまだやわらかく薬害が出ることもあるので、薬剤を薄める倍率を高くし、薄めの散布を心がけてください。

「白い粉が…これ何!?」バラの新芽・つぼみが危ない!4月に急増する「うどんこ病」今すぐの対策(画像4)

クリーム色や淡いピンクのバラとブルーや白の宿根草の美しいコラボレーション。あと1カ月ほどでバラの季節の幕開けです。

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うどんこ病とは、植物の葉や茎に白い粉状のカビ(菌糸)が付着して広がる病気で、風通しや日当たりの悪い環境で発生しやすいのが特徴です。おもにバラやウリ科の野菜、観葉植物などに多く見られ、光合成が妨げられて生育が悪化することがあります。発症初期に薬剤や重曹スプレーで対処したり、病気の発生した葉を除去したりすることで広がりを防げます。予防には、株間を開けて風通しをよくすることが効果的です。

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殺菌剤とは、植物を病原菌から守り、病気を防止または治療するために用いる薬剤の総称です。特に野菜や花の栽培では、カビや細菌由来の病気が発生しやすいため、適切な殺菌剤を上手に使うことで病害から植物を守ることができます。使用の際は指定された用量や使用方法を守り、定期的な散布が効果的です。また、環境への配慮から薬剤を最小限に抑えたい場合には、病気に強い品種を選んだり、通気性や水はけを改善するなどの予防的管理を並行して行うとより効果的です。

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光合成は、植物が太陽の光をエネルギー源にして、二酸化炭素と水から酸素と栄養(糖)を作り出す生命活動の基本です。葉の中にあるクロロフィル(葉緑素)が光を受けることでこの反応が起き、植物の生長だけでなく、地球上の酸素供給にも関与しています。ガーデニングでは、植物が光合成しやすいように日当たりを確保し、葉を健康に保つことが重要です。日陰を好む植物でも、ある程度の光が必要であるため、「光と植物の関係」を理解しておくことは、育てる楽しさを深めてくれます。

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追肥とは、植物の生育期間中に追加で施す肥料のことです。​元肥だけでは不足しがちな栄養分を補い、植物の健全な生長を図ります。​

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花首とは、植物の花と茎をつなぐ部分を指します。この部位は、花の向きを調整したり、花の栄養や水分を茎から運ぶ役割を担っています。特に、切り花を選ぶ際に花首の状態を確認することが重要です。しっかりした花首は花持ちがよいとされ、長く美しい姿を楽しめます。また、花首が細い場合は花が折れやすいため取り扱いに注意が必要で、これも品質を見極めるポイントの一つです。

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肥料とは、植物が健やかに生長するために欠かせない栄養素を補給する材料のことです。おもにチッ素、リン酸、カリウムを三大要素とし、それぞれ葉の生長、花や実の形成、根の発達を助けます。有機質肥料と無機質肥料に分類され、有機質肥料は堆肥や骨粉など自然由来で、土壌改良にも効果的。一方、無機質肥料は成分が均一で即効性が魅力です。ガーデニングでは植物の種類や生長段階を考慮し、適切な肥料選びと施肥のタイミングが大切です。

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元肥とは、植物を植える前や植えつけ時に、あらかじめ土に混ぜ込んでおく肥料のことです。追肥とあわせて行うと元気に育ちます。

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株とは、地面から芽を出して生長している植物の基本単位を意味し、特に多年草や野菜苗などでよく用いられます。例えば「このラベンダーは大株に育った」といったように、株の大きさや状態は植物の生育具合を示す指標にもなります。ガーデニングでは株分けや株の更新、株元の管理など、長期的な育成を考えるうえで頻出する概念です。

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枝とは、植物の幹や主軸から分かれて伸びる部分で、葉や花、果実をつける役割があります。枝の生え方や配置によって光の取り込み方や風通し、樹形が左右されるため、剪定や誘引を通じて理想的な姿に整えることがガーデニングでは大切になります。

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