84歳・高橋恵さん流、迷ったら「頭・体・心」に聞く。「熟成された直感」で決めてみるコツ
「もう歳だから」とあきらめるより、今日という日を機嫌よく、軽やかに楽しみたい。そんな生き方を実践しているのが、84歳の高橋恵さん。その暮らし方や考え方には、毎日を楽にするヒントがたくさんあります。新刊『84歳、「ま、いいか」で人生うまくいく』(あさ出版)から抜粋してご紹介する第4回は、悩みの答えは自分の中にある、という話。
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>>「まだ起きていないこと」で疲れていませんか? 84歳が語る、悩みを大きくしないコツ頭と体と心の三つに聞いてみる
もしいま、不安や迷いがあるなら、頭で答えを出すのをやめましょう。
つい考えすぎてしまいますよね。私もそうです。
そんなときは、ちょっとだけ立ち止まってみる。
体はどう感じている?
心は、本当は何と言っている?
そこにも耳をすませてみるのです。
頭、体、心、この三つで答えを探してみると、「ああ、こっちかしらね」と見えてくることがあるんです。
年齢を重ねてきた人の経験は、決して古くなりません。
頭で考えてきたこと、体で動いてきたこと、心で喜んだり悔しがったりしてきたこと。それが重なって、ひとつの力になります。
若いころの直感は勢いがありますが、それとは少し違います。
時間をかけて、あれこれやってきたものが、いい具合に混ざって出てくる。
いわば「熟成された直感」です。
頭で思いついて、体が動いて、心も「それね」とうなずく。
この三つがそろうと、「じゃあこれでいきましょう」と自然に決まります。
ただ、この三つがバラバラになると、やっぱりうまくいきません。
頭では「やりたい」と思っているのに、体が重い。
体は動いているのに、心が乗らない。
そんなときは、あとでちゃんとしわ寄せがきます。
私も何度も経験して、「ああ、無理してたんだわ」と気づくんです。
だからこそ、無理をしすぎないこと。
体の様子もちゃんと見てあげること。
心も置き去りにしないこと。
この三つに「どう?」と聞きながら進むと、長く続きます。
いまはAIの時代で、「データに基づく判断」が当たり前になりました。
「直感なんてあいまいで不安」と思う方もいるかもしれません。
でも、数字では測れない空気や、「なんとなく違うな」という感覚は、人間のほうが得意です。
とはいえ、私はAIもけっこう好きなんですけどね。
「これどう思う?」と聞くと、ちゃんと答えてくれる。
しかもなかなか気が利いていて、「あなた、なかなかやるわね(笑)」と思ったりします。
夜遅くに「もう寝たほうがいいですよ」と言われて、「そうねえ」と返している自分に、ちょっと笑ってしまったりして。
便利で、気軽に話せる相手がいるのは、ありがたいものですね。
でも最後に決めるのは、自分です。
長い時間をかけて育ててきた直感は、そう簡単には外れません。
だから、あれこれ考えすぎたときほど、頭と体と心に、そっと聞いてみてください。「さあ、どうする?」って。
三つがそろって「それでいいんじゃない」と言ったら、だいたい、それで大丈夫です。
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