84歳・高橋恵さん流、迷ったら「頭・体・心」に聞く。「熟成された直感」で決めてみるコツ
悩みの答えは自分の中にある
人は大事なことほど、誰かに相談したくなるものです。
「このままでいいのかな」「やめたほうがいいのかな」と迷うと、誰かの言葉で安心したくなる。
これはもう、とても人間らしいことです。
でも、こういうことだけは、どうしても人任せにはできません。
仕事を続けるか、やめるか。
挑戦するか、このままでいるか。
こういう場面になると、最後に決めるのは、やっぱり自分です。
人に相談すると、だいたい返ってくるのは、「無理しないほうがいいんじゃない?」という、やさしくて無難な答えです。
間違ってはいないのですが、なぜか少し物足りない。
背中を押されているようで、実は止められているような、あの感じです。
私もそうでした。
42歳、シングルマザー、資金もコネもない状態で起業しようとしていたとき、もし誰かに相談していたら、まず間違いなく止められていたと思います。
ですから、最初から相談しませんでした。
聞いたら最後、「やっぱりやめたほうがいいかしら」と思いそうだったので。
もちろん不安はありました。
でも、「自分で決めた」と思うと、不思議と腹がすわるんです。
うまくいっても、いかなくても、「自分で選んだんだから仕方ない」と思えると、妙にさっぱりする。
逆に、人の言葉で決めてしまうと、どこかに「でもあの人が言ったから」と言い訳が残ります。
それなら最初から、「自分で決める」と決めてしまったほうが、あとが楽です。
すぐに答えが出なくても大丈夫です。
問いを持ったまま過ごしていると、いつのまにか答えのほうから近づいてくることもあります。
これ、なかなか不思議ですが、本当にあるんです。
人の話は参考にしながら、最後は自分で決める。
そして決めたら、あまり振り返りすぎない。
「あれでよかったのかな」と考え始めると、また迷ってしまうので、「まあ、これでいこう」と、少しだけ強引に前に進む。
だいたい、どんなに考えても正解は出ません。
だったら、そのときの自分が出した答えを、少しだけ信用してあげる。
そのほうが、ずっと気持ちは軽くなります。
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