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鈴木ちひろ
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5日に1度開かれるオイルジャン(五日市)
たくさんのナムルとチゲが出るシゴルパプサン1万W。おかずが多いので日本人としては心躍りますが、「お肉も出ないのにこれで1万Wは、いくら物価高が止まらない韓国とはいえ高い」と旦那さん。
韓国人の家庭の味・ビビンパ。ナムルをごはんの上に乗せて、コチュジャンとゴマ油を入れてよ~く混ぜてからいただきます。
店内には「キング・ザ・ランド」のポスターや場面写真のほか、芸能人のサインも飾られていました。
楊平は漢江沿いにあるので、サイクリングがてら訪れる人も多数。この日もサイクリング愛好家の皆さまがいました。
外にはたくさんの壺が。味噌やコチュジャンは自家製のようです。
オイルジャンの日は駅前の通り一帯が歩行者天国となり、カラフルなパラソルが連なります。
夏野菜で言うと韓国にはオクラやモロヘイヤ、紫蘇、ミョウガなどが店先に並ぶことはありません。その代わり、セリのようなチャムナムルや里芋の茎などが夏場の野菜として親しまれています。
トウモロコシも日本のものとはまったく異なります。トウモロコシ自体に甘みが(というか味が)無いので、砂糖を大量に入れるか、ニューシュガーという激甘な人工甘味料を入れて30分以上茹でれば出来上がり。市場では4つで5000Wでした。とうもろこしも随分値上がりしたなぁ……。
ナッツ類を売る屋台も。
ピーナッツはその場で炒っているのでとても香ばしく、買う予定はなかったのに試食をしてつい購入しました。
カゴや金物を扱うお店も。包丁が無造作に置かれている姿を見ていつも思うのは「こういった展示ができるなんて、まだまだ韓国は平和なんだな」ということ。
洋服や靴も販売しています。道すがら、夫婦と思しき2人が「この前も靴買ったじゃない(男)」「靴を買うのは私の趣味よ(女)」という会話が聞こえてきて、奥さんに強く同感しました。
こちらは揚げパンのお店。我が家は市場で揚げパン屋さんを見つけると買わずにはいられません。3つで2000Wと、こちらも随分値上がりました。
ジョン(チヂミ)のお店ではマッコリも販売。日本ではチヂミという名前で浸透していますが、チヂミは慶尚道の方言で、それを知らない韓国人に「チヂミ ジュセヨ(ください)」と言っても通じないのでご注意を。韓国では「ジョン ジュセヨ」と言いましょう。
真っ赤なヘジャングッのお店を発見! 牛の内臓を煮込んだスープでビジュアルは少しグロテスクですが、個人的に私は好きです。 こちらはボリュームたっぷりの1杯が6000Wと、リーズナブル。
こうしてパラソルのもと、ご飯が食べられるのもオイルジャンの魅力。ソウルでは失われてしまった昔ながらの風景が、地方に行くとまだまだ残っています。