【ダイエット】「朝にサバ缶」を食べると脂肪燃焼に効く、その意外な理由
「サバ缶ダイエット」がブームになったのは数年前のこと。サバ缶は便利だしおいしいね、というイメージを持っている方も多いかもしれません。今回は、朝、サバ缶を食べると脂肪が燃えやすいという意外な話です。栗原クリニック院長の栗原毅先生にお話をうかがいました。後半では、やせたい人に、1日大さじ2杯の酢もおすすめします。
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朝サバ缶を食べると脂肪がつきにくい
サバ缶は手軽に入手できて、経済的、かつ長期保存もでき、タンパク質を豊富に含む優れた食材です。
薄くスライスした玉ねぎをサバ缶にのせて、ポン酢やマヨネーズなど好みの調味料でいたただく、そのおいしさと言ったら!
「メーカーによって若干違いはありますが、サバ缶1缶(190g)には約27 gのタンパク質を含んでいます。また魚には脳の働きをよくするといわれ るDHA(ドコサヘキサエン酸)や中性脂肪を減らす働きのあるEPA(エイコサペンタエン酸)が含まれています。もちろん、サバ缶にもこれらの成分が豊富に含まれています」と、栗原先生もサバ缶に太鼓判です。
「産業技術総合研究所の発表では、魚油を用いた研究ですが、血液中や肝臓中の中性脂肪を減らす効果があることが示されています。肝臓中の中性脂肪が減っているということは、脂肪肝の改善も期待できるということになります」
「さらにこの研究で注目したいのは、魚油は夕方よりも朝とったほうが中性脂肪を減らす効果が大きいこと。つまりサバ缶も朝食のときにとったほうが効果的なのです」
どちらかというとお酒のおつまみのイメージがあるサバ缶が、夕方よりも朝、食べたい食材だったとは、驚きの結果です。
「朝食はあわただしいので、簡単なのが一番。サバ缶なら缶を開けるだけなので、あっという間に調理できます。また日本人の朝食はタンパク質が少ないといわれているので一石二鳥です」という栗原先生のアドバイスのように、じつは朝食メニューとしておすすめのサバ缶です。
たとえばトーストにサバ缶をのせて、サバ缶サンドにすると、簡単でおいしくいただけます。
朝サバ缶のメニューをいろいろ工夫して、朝からすっきり、太りにくい1日をスタートさせたいですね。