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やりたいことがかなう!【バケットリスト】書き方のコツとは? FP畠中雅子さんが指南

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ゆうゆう編集部

バケットリストの項目の多くは特別支出に当たる

バケットリストに書き出した項目への支出の多くは、特別支出に該当します。特別支出とは、固定資産税や自動車税、冠婚葬祭費、家電の買い替えや修理費用のような、毎月ではないものの、一年のどこかで発生する支出。年金生活での特別支出は、貯蓄から引き出して支払うのが一般的なので、きちんと管理をしないと、自分が想定している以上に老後資金を減らしてしまいます。

実際、日々の支出はきちんと管理していても、特別支出を含めた年間の支出まで管理できているご家庭は、多くありません。バケットリストに挙げた内容は、特別支出と似た支出になるため、予算の見積もりが重要になるのです。

一方で、老後資金が減るのを恐れると、「あれもあきらめよう」「これも無理だな」とやりたいことの多くをあきらめることになりかねません。年金生活を充実させるには、自分が持つ老後資金をにらみつつ、実現の可能性を高めるべくバケットリストを整理していくのがおすすめです。

私自身もバケットリストを作成したことで、行きたい場所ややりたいことに優先順位をつけられました。一方で、あきらめたほうがよさそうなことも把握でき、資金的な面で納得できています。

年金生活に入ると、「お金をできるだけ使わないこと」に気を使いがちですが、持っているお金を有効に活用して、楽しい時間を過ごすことや、自分を高める努力も大切ではないでしょうか。残りの人生を充実させるためにも、自分が持つ老後資金に合わせて楽しめる、バケットリストの作成をおすすめします。


●法制度などは、2022年5月末現在のものです。

※この記事は「ゆうゆう」2022年8月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。

監修者

ファイナンシャル・プランナー

畠中雅子

ファイナンシャルプランナー(CFP®️)。新聞、雑誌、ウエブなどに多数の連載、レギュラー執筆を持つ。セミナー講師、講演、相談業務、金融機関へのアドバイス業務なども行っている。高齢者施設への住み替え資金アドバイスをする「高齢期のお金を考える会」や、ひきこもりのお子さんの生活設計を考える「働けない子どものお金を考える会」などを主宰。『70歳からの人生を豊かにする お金の新常識』(高橋書店)、『貯金1000万円以下でも老後は暮らせる』(すばる舎)、『病気にかかるお金がわかる本』(主婦の友社・共著)など、著書、監修書は70冊を超える。

ファイナンシャルプランナー(CFP®️)。新聞、雑誌、ウエブなどに多数の連載、レギュラー執筆を持つ。セミナー講師、講演、相談業務、金融機関へのアドバイス業務なども行っている。高齢者施設への住み替え資金アドバイスをする「高齢期のお金を考える会」や、ひきこもりのお子さんの生活設計を考える「働けない子どものお金を考える会」などを主宰。『70歳からの人生を豊かにする お金の新常識』(高橋書店)、『貯金1000万円以下でも老後は暮らせる』(すばる舎)、『病気にかかるお金がわかる本』(主婦の友社・共著)など、著書、監修書は70冊を超える。

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