横森理香さんの【自分磨き】「面白そう」と思ったらまず挑戦!「やりたいことは全部やっていいと思う」
「今までと少し違うこと」を生活に取り入れる
ゴキゲンのスイッチをオンにするヒントは、他にもある。
「生活の中に、ちょっとした変化をつけるのもおすすめ。大したことじゃなくていいんです。いつもと違うスーパーに行くとか、使ったことのない調味料を使って料理するとか。何か新しいことをひとつ、取り入れましょう」
小さな発見や驚き、意外性は気持ちを高揚させてくれる。
「それがゴキゲンの種になるし、前頭葉が活性化されるので、脳のアンチエイジングにもなるんです」
家で過ごす時間にできることも。
「好きな香りや音楽など、五感を刺激するものを積極的に使ってみては。心も体も癒やされて、ストレス解消効果も抜群。ゴキゲンな自分に戻るための手助けになります」
これからは横森さんのように、楽しく機嫌よく、幸せな自分を手塩にかけて育てていきたいもの。
「前向きな気持ちと心身の充実が、夢の実現につながることもあります。私の知り合いに、ミスコンデビューして最終審査まで残った人がいるのですが、彼女、なんと63歳! 素敵ですよね。自分のステージは自分で用意して、いくつになっても夢を追いかけていきたいものです」
自分を癒やすサイコーの医者は自分 ~横森流・ゴキゲンを取り戻す方法~
美しい風景を見に行く
わざわざ遠くまで出かける必要はない。「近所の公園や、お隣の庭木でもいいんです。季節の花や木々を見て、四季の移り変わりを実感すると、心が豊かになります。それと、私は早起きなので、『時間の美』である朝焼けに出合えることも。その神秘的な光景を見ていると、生きていてよかったと思えます」
おいしいものを食べる
好きな食べ物を味わうことは、人生の喜びのひとつ。「旬の野菜など、今しか手に入らないもの、今が一番おいしいものを、なるべく丸ごといただくようにしています。盛りつけや器にもこだわって、目も楽しませるのも一案です」。最高の調味料は空腹。「元気に暮らしておなかを空かせて食事を楽しみましょう」
好きな音楽を聴く
音楽には健康効果があるという。「1日1回は、好きな音楽を聴く時間をもちます」。今、横森さんがハマっているのは?「映画『土を喰らう十二ヵ月』で主演の沢田研二さんが歌う『いつか君は』を聴いて、彼の魅力を再認識。家事をしながら聴いていると、気分が上がります」
好きな香りに満たされる
香りも大切にしている。「高価な香水や化粧品でなくても、好きな香りがもたらす癒やし効果は絶大です」。入浴剤やソープ類はもちろん、掃除グッズなど日用品にも香りを取り入れている横森さん。「食器用洗剤には、グレープフルーツとミントのエッセンシャルオイルを混ぜています」
プロフィール
横森理香
よこもり・りか●作家
1963年山梨県生まれ。多摩美術大学卒業。女性を応援するエッセイに定評があり、『40代♥大人女子のための"お年頃"読本』がベストセラーに。「ベリーダンス健康法」を発案、主宰するコミュニティサロン「シークレットロータス」でレッスンを行う。また2017年11月「(一社)日本大人女子協会」を設立、代表を務める。
撮影/增田勝行(SIGNO)
※この記事は「ゆうゆう」2023年3月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。