子どもが巣立った後の、coyukiさんの働き方。マイペースで穏やかに、私らしく働くスタイルへ
マチュア世代のみなさんは、「私らしく働く」ということをどうとらえているでしょうか。自分らしく暮らしつつ、ひとりで家計を支えている素敵な女性にお話をうかがかった書籍『私らしく、働くということ』から、3つの仕事をしなやかにこなすcoyukiさんを紹介しましょう。
目次
PROFILE
coyukiさん
年齢:50代
職業:整理収納アドバイザー
家族:ひとり暮らし(娘は独立)
住まい:賃貸マンション
Blog:『*Little Home*』Instagram
work 私と仕事
仕事の柱は3つ。マイペースで無理なく働いています
整理収納アドバイザーのcoyukiさんは、現在3本柱で生計を立てています。
「ひとつは整理収納アドバイザーとしてのお片づけサービス。もうひとつは友人が経営する会社で事務の仕事。ブロガーとしても収入を得ています。得意なことを生かせる仕事で生活できているなという自負があります。仕事は複数ですが、それぞれ無理なく予定を組めるので心は自由です」
離婚して気ままなひとり暮らし。子どもも巣立った今、仕事は人生を使いきるために必要な資金確保のための手段です。
「がむしゃらに働くというより、自分のペースでのんびりと。人との交流を楽しみつつ、取捨選択しながら仕事と向き合っていくつもりです」
work,past&future 仕事、これまでとこれから
出産後は転職を繰り返し、娘を養うために働く日々でした
新卒で入社した会社は化粧品メーカー。結婚・出産を機に退職しました。
「産後は事務職を転々と。当時は働きやすさよりフルタイムの収入が必要で、長時間労働や人間関係などで心労が重なり転職を繰り返しました。最後に勤めた会社は、離婚後に入社。10年在籍しました。当時中学生になっていた娘も協力的で、職場環境も良好だったのが、こんなに長く働けた要因だったと思います」
整理収納の経験を知識をさらに習得していきたい
整理収納アドバイザーの資格は、在職中に取得。会社は副業を認めてくれていましたが、退職を決意したのにはいくつか理由があります。
「良好だった職場の環境が変わりつつあったことと、母の病気療養が重なったことがきっかけでした。苦渋の決断というよりは、起こっている状況と自分の意思を照らし合わせ、すんなり決められたという感覚です。その後の流れは自然にいい方向へ。事務の手伝いも、声をかけてもらって始めました」
60歳までは今の仕事で経験を積んでいこうと計画中。
「そのためには必要な資格を取得したり、読書で見聞を広めたり。資料作りは、常に改善点を探って作業の効率化を図っています」
work tools こだわりの仕事アイテム
読書は気軽にKindleで
Kindle Paperwhiteは軽くて操作しやすいので、読書量が格段に増えました。しかも本を収納するスペースが不要。ジャンルは実用、暮らし、心理学、哲学、歴史が好みです。
仕事道具はコンパクトなものを
出しっぱなしにしているのがラクなので、視界に入ってストレスにならない好みの色を選んでいます。サイズもなるべくコンパクトに。定規はしまうと15cmですが、30cmまでのばせます。