仕事一筋、子育て一筋の人は要注意!「老後も幸せが続いていくために大切なこと」を和田秀樹さんがアドバイス
ボケないためにも仕事は続ける
しかし、ちょっと待ってください。これまで長く働いてきた人にとって、定年を迎え、会社を退職したことで生じる喪失感というものは想像以上に大きいものです。実際にそのような人をわたしは数多く見てきました。
ようやく宮仕えから解放されたので、きょうからやりたいようにやって暮らしていくぞと鼻息を荒くしても、小さなことでも好きなことを見つけて、どんなことにも興味をもって接しないかぎり、あっという間に毎日が平坦でつまらないものになってしまいます。
退職後、急に何もせずに家にこもりがちになると、さまざまな脳機能の老化が進み、一気に老け込んでしまいますし、そんな生活が数カ月も続けば、あらゆることに意欲がわかなくなり、動くことすらも面倒になるため、認知機能と運動機能が一気に落ちてしまいます。
そうならないためにも、70歳からの第二の人生を迎える前から、仕事だけに限りませんが、継続してできる何かを見つけておくことが大切なのです。
※この記事は『わたしの100歳地図 65歳を過ぎても幸せが続く鉄則』和田秀樹著(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。
わたしの100歳地図 65歳を過ぎても幸せが続く鉄則
人生100年時代が叫ばれ、平均寿命も毎年、確実に上がり続けている。これを”長生きできてうれしい”と手放しで思う高齢者はひとりもいないのではないか? いや、それどころか、老後資金の枯渇問題、健康や認知症といった老いることの恐怖などなど、不安を抱えている高齢者がどれだけ多くいることか。そんな暗雲垂れ込める人生100年時代を、30年以上の長きにわたり、高齢者医療に携わってきた医師でありベストセラー作家でもある和田秀樹が、初めて自身の人生を振り返り、そして、これからの人生を語る和田自身の人生100年時代の設計図。ひとたび読めば、老後の不安がみるみるうちに消えていき、人生を幸せで豊かなものにしてくれるシニア待望の福音の書である。
詳細はこちら