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【VIVANT第9話】林遣都の演技に注目が集まる。「役所広司になるのに違和感がなくなってきた」の声も

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田幸和歌子

【VIVANT第9話】林遣都の演技に注目が集まる。「役所広司になるのに違和感がなくなってきた」の声も

「VIVANT」第9話(C)TBS

超豪華俳優陣の共演でいま目が離せないTBS日曜劇場「VIVANT」。第1話では、雄大な砂漠に激しいカーチェイス、ヤギの大群が暴走するなど、スケールの大きい海外ロケシーンに圧倒されました。数々のドラマのレビューを執筆する田幸和歌子さんに、第8話と第9話の「VIVANT」を語っていただきます。
※ネタバレにご注意ください

★前回はこちら★

【VIVANT第7話】SNSは大困惑。「ハリーポッター」「スネイプ社」発言で、乃木(堺雅人)は二重スパイという考察も

堺雅人が主演を務め、阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司ら超豪華俳優陣が送るTBS日曜劇場『VIVANT』。9月3日放送の第8話では、乃木がテントの一員として迎え入れられ、テントの意外な一面が明らかに。

テントは、テロ活動を請け負うことで報酬を受け取っていたが、実はその多額の収益は “孤児院の運営”のためのものだった。接触前の印象と実態とのギャップに戸惑う乃木(堺雅人)だったが、未だ残る使途不明の収益に目を光らせる。

「VIVANT」第8話(C)TBS

9月10日放送の第9話では、ベキ(役所広司)の指示のもと、乃木とノコル(二宮和也)の“宿命の兄弟”は協力体制を敷くことに。

ベキは、世界中の諜報機関からマークされることを覚悟の上で、大規模なテロ活動まで請け負い、3年前からある土地を買い漁っていた。その土地は、バルカの国土10分の1ほどの広大さ、さらに二束三文の土地だった。

なぜそのような土地に執着するのか。そこにテント解明のカギがあると睨み、乃木は調査を続ける。
後日、乃木はテントの幹部らと共に、買い占めた土地を見に行くことに。するとそこには、地震でできたという大きな地割れがあった。

3年前、ノコルの孤児院の少年がその裂け目に落下してしまい、ノコルは救出しようと地中奥深くに潜っていった。その際に、“純度99%のフローライト”が眠っていることを発見。
その採掘に成功すれば、利益は莫大なものとなり、孤児たちや貧しい人たちに分配されるようになる。それがベキの思惑だった。

テロも土地の買い占めも、全て孤児たちのために行っていたベキたち。最後の土地の区画の買い占めのためには、また新たに爆破テロを請け負う必要があるとのこと。

しかし、そのテロを請け負うと、一般人の被害者が多く出てしまうことから幹部たちは実行を躊躇っていた。そこで、乃木は別班の機密情報を用いての“株の信用取引”を持ち掛ける。

証券会社の信用が必要になり、乃木は、別班の資金調達担当だった黒須(松坂桃李)に成り代わって電話をかける。その際、まさかのボイスチェンジャーなし・「風邪を引いた」の言い訳だけで乗り切るから驚きだ。これが“別班パワー”なのだろうか。取引は無事成功し、20億円もの儲けを得る。

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