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【VIVANT第7話】SNSは大困惑。「ハリーポッター」「スネイプ社」発言で、乃木(堺雅人)は二重スパイという考察も

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田幸和歌子

【VIVANT第7話】SNSは大困惑。「ハリーポッター」「スネイプ社」発言で、乃木(堺雅人)は二重スパイという考察も

「VIVANT」第7話(C)TBS

超豪華俳優陣の共演でいま目が離せないTBS日曜劇場「VIVANT」。第1話では、雄大な砂漠に激しいカーチェイス、ヤギの大群が暴走するなど、スケールの大きい海外ロケシーンに圧倒されました。数々のドラマのレビューを執筆する田幸和歌子さんに、今週の「VIVANT」を語っていただきます。
※ネタバレにご注意ください

★前回はこちら★

【VIVANT第6話】バナナに華麗な串刺し。堺雅人と松坂桃李の息ぴったりコンビに注目が集まる

堺雅人が主演を務め、阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司ら超豪華俳優陣が送るTBS日曜劇場『VIVANT』の第7話が8月27日に放送された。

乃木(堺雅人)、黒須(松坂桃李)をはじめとする6名の“別班”精鋭部隊が、司令・櫻井(キムラ緑子)の下に集結した。目的は、テントの最終標的である日本での犯行を未然に防ぐこと。

そこで乃木は別班メンバーに、テントのリーダー・ベキ(役所広司)が自身の父であり、元公安の警察官だったと打ち明ける。また、テントの実質ナンバー2であるノコル(二宮和也)の通信履歴から、近々会合が開かれるという情報を手にし、そこでテントとの接触を試みることに。

その頃、公安でもノゴーン・ベキについての報告が行われていた。ベキは、内乱に巻き込まれて死亡したとされていたが、公安の救助要請履歴は残っておらず、現地の記録でも遺体は確認されていないなど、不審な点が数多く残る。ベキが何らかの事情で公安に見捨てられ、その報復として日本を最終標的としたと考えてもおかしくない状況だ。

任務以外にも、乃木は薫からのメールに頭を悩ませていた。真面目な性格故に、今後の任務の危険性を考えると、「思いを伝えてもすぐに寂しい思いをさせてしまう」と返事に詰まってしまうのであった。

しかし、ジャミーンのお見舞いの帰りに、乃木は薫と桜並木を歩くことに。久しぶりに会えた乃木の顔を見て、寂しかったと本音をぶつける薫。そんな薫に対し、乃木は野崎から教えてもらったお赤飯を一緒に食べないかと自宅に誘う。

お赤飯を一緒に食べ、幸せな時間を過ごす二人。皿洗いの際にキスをするが、乃木にとってはそれが初めてのキスだった。嬉しさのあまり、思わず泣き崩れてしまう。幸せを噛み締めつつ、任務に向かう覚悟を決める乃木。

翌日、乃木がバルカ行きの飛行機に乗ると、なぜか野崎が隣の席に。野崎は、過去に可愛がっていた後輩と似ていることから、乃木のことを放っておけずにいるという。その後輩は、度を越えた調査によって亡くなってしまっていた。

「急にいなくなるっていうのは無性に寂しいもんだぞ。全部終わったら、ちゃんと先生(薫)のところに戻ってやれよ」

野崎がそう声をかけると、乃木は野崎の手に自分の手を重ね、「あなたは鶏群の一鶴。眼光紙背に徹す。」と意味深な台詞を吐く。

鶏群の一鶴は「凡人の中に混じる、一人だけ抜きん出て優れた人」を、眼光紙背に徹すは「書物に書いてあることを、表面だけでなく真意まで理解すること」を意味する。これから自分がとる行動の真意を、野崎にだけは汲み取ってほしいというメッセージのようにも聞こえる。

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