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コミュニケーションのプロが教える【会話術】「話題が豊富」「気を使わせない」「明るく前向き」な人になるために今すぐ行いたいことは?

「また会いたい」と思うのはどんな人か? ゆうゆう読者へのアンケート結果であがった、【話題の豊富な人】【気を使わせない人】【明るく前向きな人】になるための具体的な方法論を、コミュニケーション・インストラクターの杉山美奈子さんに伺いました。

こちらもどうぞコミュニケーションのプロが教える【会話術】「また会いたい」と思われる人と、そうでない人の差はどこに?

【話題の豊富な人】になるには?

相手が気分よく話してくれそうな話の種をまく

初対面やそれに近い相手の場合、話題としてふさわしいのは、健康、食べ物、おいしいお店、便利グッズなど、共通の話題になりそうなこと。

「相手の価値観がわからないので、その場の雰囲気に合った話題選びを。ニュースは話題にしやすいのですが、政治や暗い話ではなく、その場にいる人の気持ちがほっこりするような軽やかな話がいいですね。たとえば人気のスイーツやおいしいものの話題は嫌だと思う人はいないのでは? 相手が乗って話してくれそうな話の種をまきましょう」

避けたいのは、家族や住まい、結婚しているかや子どもがいるか、経歴や仕事、お金について。

「このようなことを相手に聞くと、危険ゾーンに踏み込んで悪い印象を与えてしまうことも。相手がどんな人か知りたいと思っても、急ぎすぎないことも大事ですね。自分自身についても、相手を知らないうちにプライベートなことをたくさん話しすぎると、『デリカシーのない人』と思われてしまう場合もあるので気をつけましょう」

ときには外国人になったつもりで質問を

相手の趣味などについて自分がよく知らない場合も、諦めないで。知りたい、教えてほしいと思ったら、外国人になったつもりで質問を。

「たとえば和服の知識がまったくなくても、相手の着ている着物が素敵だなと思ったら、その気持ちを素直に伝えて、『素敵ですね。着物のことはわからないのですが、なんていう織りですか? 帯は?』などと質問すれば、会話もはずみ、世界も広がります」

Point

⚫︎相手の話をふくらませて⚫︎
自分が中心になって話すのではなく、相手が気分よく話してくれそうな話題を。相手が話したことの中からテーマを探したり、目を輝かせて話していることについての質問を。

⚫︎直近の話と明るいニュースで乗り切る⚫︎
最初の話題は、ここに来るまでのことや天候の話など、その場がなごみ、みんなが共有できる明るいニュースを。話が途切れたら「さっきの話に戻るけど」と前の話題に戻ってもOK。

【気を使わせない人】になるには?

お互いにリラックスできるミックス敬語で

一緒にいてリラックスできる人とは「また会いたい」と思うもの。

「言葉遣いは丁寧すぎると相手も緊張するので、敬語と普段の言葉を交ぜるのがおすすめです」

杉山さんが「ミックス敬語」と呼ぶ言葉の使い方だ。

「久しぶりに会った人に『ご無沙汰しておりました。お元気でいらっしゃいましたか?』と丁寧にあいさつをしたあと、『今日も髪形、素敵ね!』とか『この前、温泉に行くって言ってたけど楽しかった?』など、普段の言葉で会話を続けると相手もリラックスできると思います」

Point

⚫︎敬語の度合いは相手しだいで⚫︎
敬語の度合いは、まずくだけた言葉を交ぜて質問をしてみて、相手の返答もくだけた言葉遣いであれば、そのまま続けてOK。敬語で返ってきたら、次は敬語に戻せば失礼にならない。

⚫︎自分の意見ははっきりと⚫︎
何か聞かれたとき、相手に合わせるつもりで「どっちでも」「あなたのいいほうで」などと言いがちだが、自分の意見や好みは、はっきり伝えるほうが相手に気を使わせない。

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