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薄毛予防にいい「お風呂の温度は?」「摂るべき食材は?」明日からできる生活習慣を徹底解説

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更新日

植田晴美

生活習慣

自律神経のバランスが乱れると血流が悪くなり、頭皮に栄養が行き届かず、抜け毛が進行します。日常生活では栄養バランスのとれた食事とともに、自律神経を整える生活習慣を心がけましょう。

1.早寝早起きを習慣にする

朝、起きたら、まず太陽の光を浴びましょう。光の刺激を目から入れると、自律神経を整える働きをする神経伝達物質のセロトニンが活性化されます。

2.朝、ウォーキングなど軽い運動をする

朝軽く体を動かすと、セロトニンなど神経伝達物質が活性化します。

3.睡眠を十分にとる

自律神経を整えるため、良質な睡眠は必須です。心身の疲れをとるだけでなく、睡眠中に細胞の修復も行われます。日中はしっかりと活動し、夕方から夜に向かって心身をリラックスモードにするように心がけましょう。

マチュア世代になると、寝つきが悪くなる、夜中や明け方に目が覚めてしまうなど、睡眠トラブルを抱える人も増えてきます。睡眠がうまくとれていない実感がある、寝ても疲れがとれない場合などは、受診して相談しましょう。

4.夜寝る前の入浴では、ぬるめの湯船につかる

夜、38~40℃のぬるめのお湯にゆっくりとつかることで、副交感神経が優位になり、質のよい睡眠がとれます。熱いお湯につかると、交感神経が活発になるので就寝前の入浴法としてはNGです。

5.就寝前にスマートフォンに触れない

自律神経を整えるために大切な睡眠を邪魔するのが、スマートフォンなどのブルーライト。就寝前はスマートフォンやパソコンなどのスイッチはできるだけOFFしましょう。

6.ストレスをためこまない

どんな人でも、どんな環境にあってもストレスは感じるもので、ストレスをゼロにすることはできません。でもできるだけ大きなストレスを抱え込まないため、趣味を楽しむなど自分なりのストレス解消法を見つけて、こまめに発散しましょう。

「家事や介護で忙しくて、趣味を楽しむ時間なんてとれない」という人もいるでしょう。たとえばていねいに入れたコーヒー1杯を楽しむ、洗濯物を干すついでに1分間空を見上げてぼーっとする、電車やバスなどの移動時間だけ日常生活とははなれた好きなことを考えるなど、短くても自分だけの時間を持つ工夫をしてみるとよいかもしれません。

きちんと食べ、きちんと眠り、できるだけストレスをためない生活を心がけると、髪だけでなく、肌やつめもきれいになります。髪や肌の状態は見た目年齢に大きく影響しますので、ぜひこれを機に日常生活を見直してみましょう。

次回は、薄毛治療を行う医療施設について、お話ししましょう。

※2023年1月21日に配信した記事を再編集しています。
※この記事は2024年9月20日に文章構成を変更しました。

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監修者

クレアージュ エイジングケアクリニック 総院長

浜中聡子

医学博士。
国際アンチエイジング医学会(WOSSAM)専門医、米国抗加齢医学会(A4M)専門医、 米国先端医療学会(ACAM)専門医などの資格を取得。 発毛治療のほかに、頭髪に関する悩み(抜け毛・薄毛・白髪など)から更年期・女性ホルモンなどを専門として女性が抱える悩みに寄り添い、精神と身体の両面からケアする懇切丁寧な診療で多くの女性から高い支持を得ている。

医学博士。
国際アンチエイジング医学会(WOSSAM)専門医、米国抗加齢医学会(A4M)専門医、 米国先端医療学会(ACAM)専門医などの資格を取得。 発毛治療のほかに、頭髪に関する悩み(抜け毛・薄毛・白髪など)から更年期・女性ホルモンなどを専門として女性が抱える悩みに寄り添い、精神と身体の両面からケアする懇切丁寧な診療で多くの女性から高い支持を得ている。

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