美容医療クリニックって、どんなところ?初めて受診する50代が知りたいポイント
美容医療クリニックというと、どんなイメージを持っていますか。興味はあるけど、ハードルが少し高くて……という人もいるのでは? 実は、マチュア世代の肌の悩みには親和性があるようです。初めての受診で気をつけたいことなどを解説していきましょう。どうたいクリニック美容皮膚科院長の岡部圭介医師と、設楽敦子看護師に、お話を伺いました。
シミ、シワ、たるみなど、老化による美容の悩みに応える場所
「美容医療クリニックは特別に美意識の高い人が行く場所。自分には関係ない」「美容医療=整形」。マチュア世代の中には、そんな古いイメージを持っている人もいるかもしれません。また「気にはなるけれど、普通の私が行ってもいいの?」「若い人なら、ともかく。もう50代だし……」と受診をためらっている人もいるでしょう。
でも実際にクリニックに相談に来る患者さんはさまざまです。ムダ毛が気になる学生もいれば、子育て真っ最中の30~40代のママたちもいます。また子育てが一段落、自分磨きの一つとして美容医療をという人、両親を介護する合間に気分転換を兼ねてクリニックでお手入れをというマチュア世代の人もたくさんいますし、70代の方も珍しくありません。
「簡単に説明すると、保険適用になる一般のクリニックは病気を治す場所。一方、美容医療は老化による美容的な悩みを解決・改善する場所というとわかりやすいかもしれません」と話すのは、どうたいクリニック美容皮膚科院長の岡部圭介医師。シミ、シワ、たるみなど美容的な悩みは加齢に伴って、増えていくもの。だから実はマチュア世代こそ、上手につきあうといいのが美容医療クリニックなのです。
「シミやシワは加齢のせいだから、仕方ない」と思いつつも、「少しでも悩みを軽減したい」とエイジング化粧品を使ってみたり、エステサロンでお手入れしたり。『そんなエイジングの悩みを改善する選択肢の一つとして、美容医療クリニックを考えてもらうとよいですね』(岡部医師)
「髪型が決まっただけで、その日1日気分よく過ごせたりするものですよね。美容の悩みが一つ減るだけで、間違いなく自分の気分は上がるし、気分が上がると表情は明るくなる、表情が明るくなると周りからも若々しく見られるし、言動も前向きになる患者さんが多いですよ」と、看護師の設楽敦子さん。
加齢とともに増えていく美容的な悩み
□シミが濃くなる、増える
□シワが深く、目立つ
□気になるほくろがある
□いぼができた
□肌のはりがなくなってきた
□肌のくすみが気になる
□肌悩みは隠したいけれど、厚化粧は老け見えするからイヤ
□たるみが気になる
□目の下のクマがメイクで隠し切れない
□まぶたがたるんで、目元がぼやけた印象になってきた
□やせたい
□自己流ダイエットで体重は減ったが、落としたい部分のぜい肉が落ちない