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和田秀樹さんに聞く「脳の老化を防ぐ習慣」とは?「記憶はインプットよりアウトプットを心がける」

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ゆうゆう編集部

「脳の『前頭葉』の機能を保つと心も脳も若々しくいられます」と話すのは、精神科医の和田秀樹さん。そこで、普段の生活で無理なくできる前頭葉の鍛錬方法を和田さんに伺いました。

こちらもどうぞ。和田秀樹さんが語る「幸せな老後を送るためには、早いうちから前頭葉を鍛えることが大事」

お話を伺ったのは
和田秀樹さん

1960年大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。和田秀樹こころと体のクリニック院長。立命館大学生命科学部特任教授。30年以上にわたって高齢者医療の現場に携わる。主な著書に『80歳の壁』(幻冬舎新書)、『不老脳』(新潮新書)、『わたしの100歳地図』(主婦の友社)など多数。

ボケない生活に大事なのは記憶を引き出す力

『最近、物覚えが悪くて……』と、記憶力の低下を嘆く人をよく見かけます。でも、記憶力には『モノを覚える(インプット)力』だけでなく、『モノを思い出す(アウトプット)力』があって、ボケない生活に大事なのは実はアウトプット力のほう。その機能を担っているのが前頭葉です。

前頭葉が老化すると、人やモノの名前などがなかなか思い出せなくなります。そのままにしておくと新しい話題も出てこなくなって人との会話がおっくうになり、その結果、さらに前頭葉の老化が進んでボケる危険性が高まってしまいます。

意識して脳の出力系を鍛えましょう。前頭葉の鍛錬にうってつけなツールのひとつが、ブログやフェイスブック。自分の感じたことや意見を他人にわかるように書く作業は、脳内に散らばった記憶や知識、情報を引き出す力を高めます。読んだ人と感想や意見をやりとりすれば、脳の刺激にもなって一石二鳥です」

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