54歳おひとりさま・きんのさん。母の介護をきっかけに、築50年の団地に引っ越しフルリノベ。ピンチをチャンスに変える私らしい暮らし
決断したら即行動です。ハローワークでまずは職業訓練を受ける方法もあると聞き、応募。今まで人に助けられることばかりだったので、人生後半は少しでも恩返ししたいと思い、介護職を選びました。
会社を辞め、49歳で専門学校に入学。10代の子たちと一緒に2年間勉強しました。運よく資格を取得し、51歳で介護職の正社員に。今は自転車通勤できる距離の職場で働いています。
アラフィフで住まいも職場もガラリと変わる、こんなこと普通なら選択できません。おひとりさま、6万2000円分の心の余裕……さまざまなことが重なったおかげです。もしマンションにあのまま暮らしていたら、快適さと引き換えにリストラや働けなくなったときのことを心配しながら、母のことを気に病んで暮らしていたかもしれません。
ピンチはチャンスと捉え、変化を恐れず、その時々に合わせて暮らしていくことで、生きるのがラクになりました。
撮影/山田耕司
※この記事は『54歳おひとりさま。古い団地で見つけた私らしい暮らし』きんの著(扶桑社刊)の内容をWeb掲載のため再編集しています。
54歳おひとりさま。 古い団地で見つけた私らしい暮らし
きんの著
扶桑社刊
49歳の時、80代の母の介護をきっかけに、新築で購入した都内のマンションから築50年越えの団地に引っ越したきんのさん。母の介護をしながら、自身も老後のために少し早めの老い支度を始めました。
年齢を重ねる中で生じる不安と上手く付き合いながら、自分らしく過ごしていきたい人に向け、「理想とは違ったけれど、今の自分に満足しています」というきんのさんの日々のアイデアを公開。これからの暮らしを豊かにするためのヒントが詰まった一冊です。
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