【マチュア世代の美容医療】悩みが増える50代以上におすすめ。効果を実感しやすい施術はコレ!
シミ、シワ、たるみ……「悩みがいくつも重なってきた」。そう実感している人は、年齢を重ねてきたマチュア世代には少なくないでしょう。自費診療の美容医療で、50代以上におすすめの施術というのはあるのでしょうか。どうたいクリニック美容皮膚科院長の岡部圭介医師と、設楽敦子看護師に、お話を伺いました。
目次
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初めての美容医療で失敗しないために。覚えておきたい5つのコツ「あったものがなくなる!」 ほくろ、いぼ、濃いシミの除去
「自費診療の美容医療を初めて受ける人におすすめの施術をあげるとしたら、ほくろやいぼ、濃いシミ(老人性色素斑)などの除去がよいかもしないですね。気になる場所にあったほくろやいぼがなくなる、シミが薄くなるという変化がはっきり目に見えるので、満足度が高いと思います」と岡部医師。
ほくろ、いぼの除去
大きさにもよりますが、ほくろやいぼは局所麻酔の注射をして、炭酸ガスレーザーで除去するのが一般的です。
「施術後は少しくぼんだ状態となりますが、4〜5日で周囲から皮膚がはってきて治ります。その後、1〜2カ月間の赤みを帯びた状態を経て、3〜4カ月で傷あとが目立たなくなります」
濃いシミの除去
色が濃くて輪郭のはっきりしたシミ(老人性色素斑、脂漏性角化症)はQスイッチレーザー(ルビーレーザー、YAGレーザーなど)を照射します。照射後の肌は茶色っぽくなり、薄いかさぶたができます。
「かさぶたは1週間~10日間で自然にはがれ、徐々に色が薄くなっていきます」
※肝斑、そばかすなどの場合は別の治療法になります。シミ治療については次回くわしくご説明します。
マチュア世代のいろいろな肌悩みに アプローチできるフォトフェイシャル
シミ、そばかす、くすみ、毛穴、はり、小じわ、赤ら顔など、さまざまな肌悩みの改善が期待できる施術が、光エネルギーを照射するフォトフェイシャルです。「レーザー」が一定の波長の光を放出するのに対して、「フォトフェイシャル」は様々な波長の光を放出する機器です。
「フォトフェイシャルの光エネルギーは肌トラブルのもととなっているメラニンや毛細血管に反応してシミ・くすみや赤ら顔を改善するのに加えて、より長い波長の光が、皮膚深層の細胞外マトリックスを刺激して、小じわや毛穴の開きを改善するなどの効果が期待できます」
施術後、シミが一時的に濃くなったり、細かなかさぶた状になる場合がありますが、時間の経過とともに落ち着いてきます。