【ひとり旅】料理家・山脇りこさん「50代からは自分と向き合う“私とふたり旅”を」
自分とふたりきりになる時間を求めて、旅へ
その後もフットワーク軽く、飛騨高山、奈良、沖縄、バンコク、パリなどへ。ひとり旅を重ねるにつれて、楽しみ方や旅の目的が若い頃とは変わってきたことに気がついた。
「若いときは、人とのコミュニケーションがあったほうが旅は楽しかったかもしれません。でも今は、一日中誰とも口をきかないというのも大好物。私はひとりで旅していても『私とふたり旅』だと、いつも思っているんです。自分とふたりきりになる時間って、実はなかなかない。SNSが普及して、常に誰かとつながり、相手がどんなに仲のいい友達でも何かしら着ぐるみを着て対応している。それを全部脱いで、完全に自分とふたりきりになる時間がすごく必要だと思ったとき、そういう時間をもてるのがひとり旅のよさだなと思うようになりました」
自分の行きたいところへ行き、急遽予定を変更したり寄り道したりしながら自由に歩く。そして自分と対話する。それがひとり旅の醍醐味。
「自分とふたりきりになると、優先順位がついたり、悲しいことをちゃんと悲しんだり、怒っていることを客観的に考え直したりできる。自分と向き合うことで心の凪が得られるので、旅は大切な時間です」
ひとり旅に目覚めた「台湾旅」
台湾通として知られ、台湾に関する著書も多い山脇さん。
「海外ひとり旅には台湾がおすすめ。台北は公共交通機関も充実していて安心ですよ」
『ゆうゆう』2024年12月号
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