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グリーンで部屋がおしゃれに見えるテクニック5 プロが伝授【観葉植物】

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園芸ガイド編集部

グリーンで部屋がおしゃれに見えるテクニック5  プロが伝授【観葉植物】

窓際で光を受けるようにリズミカルにつるされているシッサスとリプサリス。風に揺れるとまるで自然に囲まれている気分に。

植物を部屋の中に飾ってみたい。どうやったらセンスよく飾れる? 植物とインテリアを両立させるには? グリーン初心者でも、ポイントをおさえれば、部屋をおしゃれに見せることができます! フラワー&グリーンスタイリストのさとうゆみこさんにそのテクニックを教えてもらいましょう。

★古民家ふうの家の観葉植物★

観葉植物のインテリア実例 古民家のような部屋&コンクリート打ちっぱなしの壁

植物とインテリアを両立するための条件

心地いい空間を彩るには、自分の好きな、育てたい植物を選ぶことが大切です。それをインテリアの一部としてセンスよく見せるには少し工夫が必要です。

「まずは部屋全体のバランスを見るために引いて見て、植物のボリューム感などを考慮して置く場所を考えます。点在させて飾らず、集めて空間の中にいくつかポイントをつくるのも効果的です」と、さとうゆみこさん。

リビングに入ったすぐ右側のキャビネット。さまざまな器に入れられた植物がオブジェのように並べられ、他の雑貨とうまく溶け込んでいます。

テレビ上の棚。麻ひもなどの仕事道具も見せる収納になっていて、さりげなく置かれています。

アンティークのベビーチェアに置かれているのはタニワタリ。その下にはサボテンのマミラリアが。ふたつとも大きく存在感があって部屋のアクセントになっています。

植物も、小さいものや珍しいものでもいいのですが、インテリア視点で選ぶことが大事なんですね。

「垂れ下がるものなど植物の形状を生かしたり、大きさや高さのバランスを考えて選んだりしたほうがインテリア映えしたグリーンのある空間になります。植物の種類がどうこうというより、どのようにしつらえるかで大きく見え方が変わります」

グリーンは触れることでコミュニケーションを

さとうさんの自宅では、シッサス‘エレンダニカ’がリビングの真ん中の低い位置につり下げてあります。

「あえてじゃまになるようなところに置くと、体に当たったり、目線に入ってきたりするからコミュニケーションがとりやすいんです。育てるうえで、いちばん大切なのは植物とのコミュニケーション。よく観察すれば、この場所はよくないのかな、水をやりすぎなのかな、など変化に気づいて早めに対処できます」

目立つところに置くよさがわかるきっかけとなったのは、娘さんの言葉でした。以前、仕事で大きい観葉植物の鉢植えを部屋の真ん中に置いたことがあり、隅にどけようとしたら「植物と暮らしている感じがするからこのままでいいよ」といわれたそう。

「植物と暮らすというのは、自然の営みを身近で感じられるということ。インドアグリーンの価値はそこにあります。触れている時間が長くなるうちに、自然と自分の家に合う、合わないものがわかるようになりますよ」

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