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【れんこん】最強の下ごしらえ。栄養をとるならアク抜きはNG?

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更新日

ゆうゆうtime編集部

野菜を食べるためには、洗ったり皮をむいたり切ったり、ものによってはアク抜きが必要になります。これらの下ごしらえを一歩間違うと、その次点で栄養が大流出することに! ここでは、れんこんの下ごしらえのコツを見ていきましょう。れんこんの栄養成分が出ていくのを防ぐには?

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カテキンやタンニンなどポリフェノールが豊富

れんこんの豊富なビタミンCは、じゃがいもと同様デンプンによって守られているため加熱しても壊れにくいという特性があります。

注目なのは、多くのポリフェノールが含まれている点。
皮や節にはカテキンが豊富ですし、切り口が変色するのはタンニンが含まれている証拠。これらのポリフェノールは、がん予防やアンチエイジング、潰瘍の症状改善に効果大で、アレルギー反応を抑える力が強いことでも注目を集めています。

ただし、ポリフェノールは水溶性。切り口の変色を止めるために酢水にさらすと、流れ出るので要注意、れんこんのポリフェノールを効率よくとるには、よく洗って皮ごと調理すること、アク抜きをしないことが鉄則です。

【DATA】
旬:冬
保存期間:2〜3日(冷蔵庫)
主な栄養素:小1節(正味120g)ビタミンC 58mg、食物繊維2.4g、カルシウム24mg(生)

【注目成分】
・カテキン
ポリフェノールの一種。抗酸化作用が高く、がんの予防やアンチエイジングに効果アリ。

・タンニン
ポリフェノールの一種。粘膜の消炎・止血作用があり、潰瘍の改善や鼻血、貧血の改善にも有効。

【選び方】
ツヤがあり、太くてまっすぐなもの。切り口が変色していないもの。穴が小さいもの。

【保存法】
空気に触れないように、ラップに包み冷蔵庫の野菜室へ。

POINT
レモンと同程度、100gあたり48mgものビタミンCを含んでいます。野菜では珍しくビタミンB1も豊富。

しぼり汁の健康効果も高い

れんこんのしぼり汁は「発熱してのどが痛いときに飲むといい」と昔からいわれてきました。

また、利尿作用が強く、膀胱炎や排尿痛をやわらげる効果もあります。
皮ごとおろしてしぼり汁を飲むようにしましょう。

※この記事は『調理 保存 食べ方で 栄養を捨てない食材のトリセツ』落合敏監修(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。

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監修者

栄養学博士・管理栄養士

落合 敏

おちあい•とし●千葉県立衛生短期大学教授、茨城キリスト教大学食物健康科学科教授、天使大学大学院非常勤講師などを務める。食べ物の栄養効果についてのわかりやすい解説が人気。『食べるクスリ 甘酒ヨーグルト』(主婦の友社)ほか著書、監修書、多数。

おちあい•とし●千葉県立衛生短期大学教授、茨城キリスト教大学食物健康科学科教授、天使大学大学院非常勤講師などを務める。食べ物の栄養効果についてのわかりやすい解説が人気。『食べるクスリ 甘酒ヨーグルト』(主婦の友社)ほか著書、監修書、多数。

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