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年を重ねると増える【ほくろ、いぼ】保険治療と美容医療の違いは?

公開日

更新日

植田晴美

ほくろ、いぼの除去は保険治療でも行えます

ほくろやいぼの除去は一般の皮膚科で保険治療でも受けられます。ただし保険治療と、自費診療の美容医療では、その目的が少し異なります。

保険治療の目的は病気を治すこと。ですから“ほくろやいぼを取り除くこと”が治療の目的です。
「ちょっと極端な表現になりますが、『ほくろやいぼがなくなりさえすればいい』というのが保険治療の一般的な考え方です」

それに対して美容医療は“ほくろやいぼを取り除いて、きれいな仕上がりにすること”を治療の目的としています。

また、保険で認められている治療は、ほくろに対する手術治療、いぼに対する手術治療や液体窒素療法であり、レーザー治療は保険適用外です。

「価値観は人それぞれです。『仕上がりよりも、費用を安く抑えたい』と考えるならば、保険治療で十分でしょう。一方、『どうせほくろやいぼを取るなら、取ったあとの肌もきれいな状態にしたい』と考えるならば、美容医療という選択もありです」

美容医療の場合、ほくろやいぼの数が多い場合、取り放題などのお得なプランが用意されているクリニックもあります。

美容医療でほくろやいぼを取るメリット

1 ほくろやいぼを取るだけでなく、よりきれいな仕上がりが期待できる。
2 ほくろやいぼの数が多い場合、取り放題プランなどお得に受けられる場合がある。
3 実際に受ける施術はほくろやいぼの除去でも、他の肌悩みについての診察やアドバイスが同時に受けられる。

デメリット

自費診療の美容医療は、保険治療よりも価格が高くなる。

治療施設を選ぶポイントは費用を重視するのか、仕上がりのきれいさを重視するか。どちらを選ぶかは、それぞれの価値観で決めればよいでしょう。また、医師やスタッフとの相性も大切です。信頼できる医師かどうか、自分の目で見て、話して判断しましょう。

 次回はエステ感覚で受けられる美容医療施術について、説明します。

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監修者

どうたいクリニック美容皮膚科院長・慶應義塾大学形成外科専任講師

岡部圭介

静岡県浜松市出身。2004年 慶應義塾大学医学部卒業。2014年 同大学大学院医学研究科博士課程修了(医学博士)。同大学形成外科助教を経て、2016年から慶應義塾大学形成外科専任講師。専門は先天性顎顔面疾患の手術治療、きずの治療など。
【所属学会】日本形成外科学会(専門医・指導医)、日本創傷治癒学会(評議員)、日本創傷外科学会(専門医)、瘢痕・ケロイド治療研究会(理事)、日本再生医療学会、日本褥瘡学会、血管生物医学会

静岡県浜松市出身。2004年 慶應義塾大学医学部卒業。2014年 同大学大学院医学研究科博士課程修了(医学博士)。同大学形成外科助教を経て、2016年から慶應義塾大学形成外科専任講師。専門は先天性顎顔面疾患の手術治療、きずの治療など。
【所属学会】日本形成外科学会(専門医・指導医)、日本創傷治癒学会(評議員)、日本創傷外科学会(専門医)、瘢痕・ケロイド治療研究会(理事)、日本再生医療学会、日本褥瘡学会、血管生物医学会

監修者

どうたいクリニック美容皮膚科看護師長

設楽敦子

北里大学看護学部卒。北里大学病院中央手術室に11年間勤務。出産・子育てを経て、どうたいクリニック入職。韓国の美容医療事情にも精通している。

北里大学看護学部卒。北里大学病院中央手術室に11年間勤務。出産・子育てを経て、どうたいクリニック入職。韓国の美容医療事情にも精通している。

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