記事ランキング マンガ 連載・特集

【狭い場所でのガーデニング】レンガを並べるだけで簡単、おしゃれな縁取り花壇のつくり方

公開日

更新日

園芸ガイド編集部

都心部や近郊では広い敷地はなかなか望めません。しかし、狭いからといって、よい庭がつくれないということはありません。植栽スペースをきちんと把握し、わが家の住まいにマッチしたコンパクトで美しい庭をめざしましょう。ここでは、レンガを並べるだけでできる縁取り花壇のつくり方をご紹介します。

こちらもどうぞ。 【狭い場所でのガーデニング】小さな花壇、アプローチを美しく飾るコツとは?

レンガで縁取りのミニ花壇をつくろう

はじめてでもつくりやすい、レンガを並べただけの縁取り花壇のつくり方をご紹介しましょう。目地をモルタルなどで固めないので、撤去やつくり直しが簡単。賃貸住宅の庭でも楽しめます。レンガはアンティーク調や地中海風など種類が豊富な資材。比較的簡単に割ることもできるので、いろいろな形、大きさの花壇でもつくれます。

ただし、縁取り花壇は地面を掘り起こしてつくるので、土がかたい場所は作業に手がかかります。水はけが悪い場所では、根詰まり

根詰まりとは、植物が鉢の中で長く育ちすぎて、根がびっしりと詰まりすぎてしまう状態です。根が行き場をなくして窒息し、水や栄養を吸えなくなります。定期的な植え替えで鉢を一回り大きくするのが対策です。

詳細を見る
根腐れ

根腐れとは、土の水はけが悪いことによって、植物の根が腐ってしまう状態をいいます。肥料の与えすぎでも根腐れが起こることがあります。根腐れをほうっておくと、葉がしおれたり枯れたりします。

詳細を見る
を防ぐために深く耕さなくてはなりません。

また、水道管などが埋まっている場所は避ける必要があります。

日当たりや風通しを含め、条件に合うか、よく場所を確かめましょう。芝生の庭での花壇づくりを例にしていますが、土の庭でもプロセスは同じです。

【用意するもの】
レンガ、石灰、根止め資材、スコップ、手袋、花の苗、土壌改良剤、赤玉土

赤玉土とは、関東地方の火山灰土壌から採取される粒状の土で、園芸用の培養土として広く使用されます。通気性と保水性、排水性のバランスがよく、単独で使用することも他の土と混ぜて使用することもできます。粒の大きさにより小粒・中粒・大粒に分類され、植物の種類や用途に応じて選ぶことができます。

詳細を見る
、花壇用の培養土

培養土とは、植物を育てるために使う土のことです。数種類の土がブレンドされた市販の培養土は、通気性、保水性、排水性、養分のバランスがよく、初心者でも失敗なく植物を育てられます。植物の種類(花、野菜、多肉植物など)ごとに専用の培養土も市販されています。

詳細を見る
(芝生の庭の場合は鎌も)

①レンガを用意する

植える花や周囲の環境と雰囲気に合ったレンガを選ぶ。花壇にする場所の寸法を測って、必要な個数を用意しておく。

②レンガを仮置きする

花壇をつくりたい場所にレンガを仮置きして、レンガの数が足りているかどうか、形がイメージどおりかなどを確かめる。並べ方はお好みで。写真のようにレンガを2段に重ねても、縦にして並べてもいい。

③縁取りのアウトラインを引く

並べたレンガの外側に、石灰などで線を引く。土を軽く掘って印をつけてもよい。

④レンガをいったん取り除く

仮置きしたレンガをとり除く。花壇の大きさは修正があれば、ここで調整しておく。

⑤線に沿ってスコップを入れる

石灰などで引いた線に沿って、スコップの先を垂直に突きさし、土を掘り起こしやすくする(芝生の場合は芝を切る)。 

芝生の庭の場合は

芝を切り分ける

⑤で線に沿ってスコップを入れたあと、芝をはがしやすい大きさに切り分けておく。

芝をはぎとる

芝の下に鎌などを入れて、芝をはぎとる。はぎとった芝は保存しておいて、ほかの場所に敷くこともできる。

【狭い場所でのガーデニング】レンガを並べるだけで簡単、おしゃれな縁取り花壇のつくり方(画像9)

芝をはぎとったところ。

この記事の執筆者

PICK UP 編集部ピックアップ

ピートモスは、寒冷地の湿地に生える水ゴケが堆積し、腐食化した土のことです。酸性で無菌に近く、ブルーベリーなど酸性を好む植物の栽培に適しています。

詳細を見る
画面トップへ移動