記事ランキング マンガ 連載・特集

【狭い場所でのガーデニング】レンガを並べるだけで簡単、おしゃれな縁取り花壇のつくり方

公開日

更新日

園芸ガイド編集部

⑥土を掘り起こす

花壇にする場所全体をスコップで掘り起こす。できれば深さ50㎝程度は掘り起こしておきたい。

⑦土を混ぜる

土壌改良剤を土に加え、まんべんなく行きわたるように、スコップで土をよく混ぜ合わせる。

土づくりをする

草花が丈夫に育つ花壇にするためには、土壌の改良が必要。掘り起こした土の中の小石や瓦礫、植物の根などをていねいにとり除き、苦土石灰培養土ピートモス腐葉土鹿沼土固形肥料、くん炭など、その土地の状態や育てたい植物に合わせて、適切な種類と量の土壌改良剤を加える。どの土壌改良剤がいいかわからないときは、園芸店のスタッフに相談しても。

⑧縁を踏み固める

レンガを並べる部分を足で踏み固める。神経質になる必要はないが、仕上がりの美しさを左右するので、できるだけ深さが均一になるようにする。

⑨レンガを並べる

踏み固めたところに、仮置きしたときと同じようにレンガを並べる。

⑩根止め資材を打ち込む

根が広がらないように、花壇や芝生用の土止め・根止め資材を、レンガでつくった花壇の縁の内側に打ち込む。芝生の庭でも、芝が花壇への侵入を防ぐ。レンガのくずれなどを防止する効果もある。

⑪土を足す

土が足りない場合は、赤玉土や花壇用の培養土などを加えて混ぜる。

でき上がり!

土の表面を平らにならし、周辺に散った土を片づけてでき上がり。

花を植えたら花壇の完成

苗をいったん土の上に配置して、植える位置を決める。スイートアリッサムのようにカーペット状に広がるものは花壇の前列か縁取りに。パンジーなどの背丈が低く、こんもり茂るものは花壇の中央に。チューリップのように背丈の高いものは花壇の奥に。手前から奥へ背丈が高くなるようにすると、見ばえのよい花壇になる。

※この記事は『日陰と小さなスペースの庭づくり 』(主婦の友社)の内容をWeb掲載のため再編集しています。

★あわせて読みたい★

【狭い場所でのガーデニング】小さなスペースを無駄なく利用するアイデアとは? 【狭い場所でのガーデニング】小さな花壇、アプローチを美しく飾るコツとは? 【ガーデニング】色の組み合わせでNGなのは? 吉谷桂子さんの寄せ植え作りQ&A

日陰と小さなスペースの庭づくり

主婦の友社編
主婦の友社刊

庭をつくりたいけれど、「日が当たらない」「スペースがない」。でも、大丈夫! ちょっとした工夫で庭づくりはできます。本書は、豊富な実例とアイディアを見せながら、いまある環境を生かした庭づくりを提案する一冊です。植物の選び方から花苗の植えつけ方、花壇の作り方、庭を美しく保つための管理や作業など、庭仕事の基本もていねいに解説。迷ったときのQ&Aも収録しました。難しく考えず、自由な発想で庭づくりをするための一歩を踏み出しましょう。

※「詳細はこちら」よりAmazonサイトに移動します(PR)

詳細はこちら

ピートモスは、寒冷地の湿地に生える水ゴケが堆積し、腐食化した土のことです。酸性で無菌に近く、ブルーベリーなど酸性を好む植物の栽培に適しています。

詳細を見る

苦土石灰とは、土壌の酸性を中和するために使われる白い粉状の資材で、マグネシウムも同時に補給できるのが特徴です。野菜や草花を育てる前の土づくりによく用いられ、酸性に傾いた土壌を適正なpHに調整し、根の吸収力を高めてくれます。石灰資材の中でも比較的穏やかに作用するため、初心者にも扱いやすく、元肥や堆肥と併用しながらバランスのよい土壌環境を整えるのに役立ちます。

詳細を見る

根詰まりとは、植物が鉢の中で長く育ちすぎて、根がびっしりと詰まりすぎてしまう状態です。根が行き場をなくして窒息し、水や栄養を吸えなくなります。定期的な植え替えで鉢を一回り大きくするのが対策です。

詳細を見る

固形肥料とは、粒やブロック状の形状をした肥料で、ゆっくりと分解・溶解して植物に養分を供給します。有機質系から化成肥料まで種類も豊富で、鉢植えの表面に置くか、土に混ぜ込んで使うのが一般的です。肥効の持続期間や成分バランスに応じて使い分けることで、効率的な栽培が可能になります。

詳細を見る

鹿沼土とは、栃木県鹿沼市周辺で産出される火山性の軽石土です。黄褐色で粒状の形をしており、通気性と排水性に優れています。おもに山野草、盆栽、サツキ、ランなどの栽培に使われ、根腐れを防ぐ効果がある一方、保肥力はあまり高くないため、他の用土とのブレンドが一般的です。無菌性が高く、清潔な土壌としてタネまき用にも重宝されることから、園芸初心者にも扱いやすい用土の一つです。

詳細を見る

赤玉土とは、関東地方の火山灰土壌から採取される粒状の土で、園芸用の培養土として広く使用されます。通気性と保水性、排水性のバランスがよく、単独で使用することも他の土と混ぜて使用することもできます。粒の大きさにより小粒・中粒・大粒に分類され、植物の種類や用途に応じて選ぶことができます。

詳細を見る

腐葉土とは、落ち葉や枯れた植物の枝などが微生物の働きによって分解され、ふかふかの土状になったものです。ガーデニングでは、土壌改良材として使用されることが多く、通気性や水はけを向上させ、植物の生長を助ける効果があります。また、有機物を豊富に含むため、植物にとって優れた栄養源となります。手作りも可能で、落ち葉を積み重ね適切に管理すると約半年~1年で完成します。庭づくりやプランター栽培にも非常に役立つ、自然の恵みを生かした便利なアイテムです。

詳細を見る

根腐れとは、土の水はけが悪いことによって、植物の根が腐ってしまう状態をいいます。肥料の与えすぎでも根腐れが起こることがあります。根腐れをほうっておくと、葉がしおれたり枯れたりします。

詳細を見る

培養土とは、植物を育てるために使う土のことです。数種類の土がブレンドされた市販の培養土は、通気性、保水性、排水性、養分のバランスがよく、初心者でも失敗なく植物を育てられます。植物の種類(花、野菜、多肉植物など)ごとに専用の培養土も市販されています。

詳細を見る
画面トップへ移動