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【ガーデニング】バラ苗の植え付けと、開花前の作業ポイント

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吉原美奈子

新苗の根が肥料に触れないように注意

掘った穴の底にバケツ1杯ほどの腐葉土もしくは完熟たい肥と、バラ専用の肥料(袋に記載してある分量)を入れ、掘り上げた土の半分~2/3を戻し入れて土と肥料類をよく混ぜます。さらに掘り上げた土を戻し入れ、苗の根に直接肥料類が当たらないようにします。

【ガーデニング】バラ苗の植え付けと、開花前の作業ポイント(画像6)

フランスのブドウ畑の縁に植えられたバラ。諸説ありますが、バラがブドウの病害虫を知らせる役目を果たすとも言われ、フランスだけでなく日本の山梨県でも見られる情景です。

苗の根元の接ぎ木の部分が少し地表から出るように高さを調節しながら、苗を穴の中央にそっと置きます。高さは掘り上げた土を苗の下に入れながら調整します。

植え終わったら土を軽く手で押さえます。苗の周囲30㎝ほどの所に軽く土を盛って水が周囲に流れ出ないための水鉢を作り、10ℓ(バケツ1杯以上)の水を静かに与えます。
枝が風で倒れないように支柱を立てて結わえ、品種名のラベルもつけておきます。

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切り接ぎとは、植物の接ぎ木技法のひとつで、台木と接ぎ穂をそれぞれ斜めにカットして合わせ、密着させて固定する方法です。バラや果樹などで広く利用されており、異なる品種を組み合わせて性質のよい株を作ることができます。コツは切り口を正確に揃えることと、乾燥を防ぐ管理で、慣れてくるとガーデニングの楽しみ方の幅が広がる高度な技術です。

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腐葉土とは、落ち葉や枯れた植物の枝などが微生物の働きによって分解され、ふかふかの土状になったものです。ガーデニングでは、土壌改良材として使用されることが多く、通気性や水はけを向上させ、植物の生長を助ける効果があります。また、有機物を豊富に含むため、植物にとって優れた栄養源となります。手作りも可能で、落ち葉を積み重ね適切に管理すると約半年~1年で完成します。庭づくりやプランター栽培にも非常に役立つ、自然の恵みを生かした便利なアイテムです。

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根腐れとは、土の水はけが悪いことによって、植物の根が腐ってしまう状態をいいます。肥料の与えすぎでも根腐れが起こることがあります。根腐れをほうっておくと、葉がしおれたり枯れたりします。

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接ぎ木とは、ふやしたい植物の一部を切り取り、他の植物に接ぎ合わせて新しい個体を作り出す繁殖方法です。​おもに果樹やバラなどで用いられます。

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追肥とは、植物の生育期間中に追加で施す肥料のことです。​元肥だけでは不足しがちな栄養分を補い、植物の健全な生長を図ります。​

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花弁とは、一般に「花びら」と呼ばれる部分で、花の中でも最も視覚的に目立つ構造です。昆虫を引き寄せるための鮮やかな色や形、香りを備えており、園芸植物ではこの花弁の特徴が観賞価値に直結します。八重咲きや一重咲きの違いも花弁の枚数に関係しており、育種や品種改良ではこの部分の改良が重点的に行われます。雨や暑さで傷みやすいため、花弁の丈夫さもガーデナーには重要なポイントです。

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肥料とは、植物が健やかに生長するために欠かせない栄養素を補給する材料のことです。おもにチッ素、リン酸、カリウムを三大要素とし、それぞれ葉の生長、花や実の形成、根の発達を助けます。有機質肥料と無機質肥料に分類され、有機質肥料は堆肥や骨粉など自然由来で、土壌改良にも効果的。一方、無機質肥料は成分が均一で即効性が魅力です。ガーデニングでは植物の種類や生長段階を考慮し、適切な肥料選びと施肥のタイミングが大切です。

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新苗とは、その年につぎ木やさし木でふやされた若い苗のことを指します。​特にバラ栽培において用いられる用語で、春から初夏にかけて販売されます。

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支柱とは、植物が倒れたり茎が曲がったりするのを防ぐために立てる棒状の補助具。特に生長とともに高さが出る植物や、実が重くなる果菜類、つる性植物などに欠かせない資材です。ガーデニングでは、支柱の材質や形状によって景観にも影響を与えるため、景観に馴染む自然素材のものや色つきのものを選ぶことで、植物の生長を支えつつ庭の美しさとの両立を図ることができます。

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大苗とは、ある程度の生長を遂げた苗木のことを指し、特にバラや果樹の苗でよく使われる用語です。根がしっかりと張り、幹や枝が太くなっているため、植えつけ後の活着率が高く、すぐに花や果実を楽しむことができるメリットがあります。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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