【和田秀樹さんが提言】我慢や過度の節約をしていると、感情も思考もどんどん老化する
④ほめられたら素直に喜ぶ
人にほめられても、「心にもないお世辞を言って」と否定するのは、脳が老化している証拠。そういう人は、どんなことも悪いほうに受け止めがちで、感情の老化に拍車がかかります。ほめられたらウソでもいいから、素直に喜びましょう。何でもいいほうに受け止める習慣がつけば、しめたもの。前頭葉が鍛えられ、躍動し始めます。
⑤「濫読」のすすめ
読書好きな人なら誰でも、好みの作家やジャンルがあるでしょう。でもそればかり読んでいる人は要注意! 自分が安心できるものだけを選ぼうとする、脳の老化現象かもしれません。読書を脳の老化防止に生かしたいなら、作家もジャンルもあえて決めず、手当たり次第に読む「濫読」がおすすめ。脳に刺激が与えられます。
⑥家族とは「つかず離れず」の関係を保つ
家族に囲まれた穏やかな生活は大切なものですが、前頭葉への刺激が少ないため、ボケるリスクが高くなります。たまには家族から離れて、ひとりで行動を。ひとりで映画を観る、カフェで一休みする、旅行に出る……小さな冒険が脳を活性化します。ひとりだから得られる心地よい緊張感、出合える新鮮な驚きを、存分に味わいましょう。
※この記事は「ゆうゆう」2023年2月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。
※2024年1月5日に配信した記事を再編集しています。
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