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48年ぶりのひとり暮らし…「買い置きはしない派」手抜きするときに頼るものとは?イラストレーター 本田葉子さん

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植田晴美

市販のお弁当を買うのもあり!  手抜きできるのも、ひとり暮らしの気軽さ&楽しさ

食事でのこだわり、気をつけていることは? そんなふうに質問すると、本田さんはいつもの調子(?)で、「ないない! とくにないですよ」。でもキッチンを拝見させていただきながら「これは何ですか?」と聞いていくと、こだわりがちょこちょこと見えてきました。

たとえばごはんは土鍋で炊く、オリーブオイルから米油にチェンジ、バターや砂糖は使わないなど。

「炊飯器は小田原に引っ越したとき処分して、ひとり分なら土鍋で十分。オリーブオイルをやめたのは、たまたま米油を使ったらおいしかったから。そもそも甘いものはあまり好まないので、バターや砂糖を使うようなものを作らないんです」

1日で摂りたい野菜は まとめて洗って、準備しておく

また本田さんは、必ず毎食野菜を食卓に並べます。
「1回ずつ準備するのは面倒でしょ。だから1日分の野菜をまとめて洗って、切って、器に入れておくんです」

なるほど。これはさっそく真似したい!

野菜をまとめて洗い、器に入れて、冷蔵庫で保存。これを1日3回に分けて、食べきるようにしています。写真の野菜は1回分の量。

「もちろん手抜きをすることだってありますよ。ビールは夜1缶だけと決めていて、毎日スーパーに買いにいくんですけど、ついでに“あら、このお弁当おいしそう”と買って、それを夜ごはんにすることだってあります。ひとり暮らしの気軽さ、楽しさよね」

難しく考えすぎず、その時々を楽しむ、あるものを尽くす。それが衣・食・住、生きることすべてに共通する本田イズムのように感じました。

さて次回は、加齢とともに気になるからだの話。本田さんが健康のために心がけていることをご紹介します。

イラスト/本田葉子
撮影/橋本哲

本田葉子さんのイラスト展が長野で開催されます!

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