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【ガーデニング】乾燥に強いスタイリッシュな植物8選。ドライガーデンがカッコいい!

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光武俊子

ドライガーデンとは乾燥を好む植物をメインにした植栽です。乾燥地帯に自生する多肉植物など、ユニークな姿形の植物を組み合わせ、玄関先やアプローチで視線を引きつけます。さらに、水やりの手間がなく楽しめるので、人にも環境にもやさしい庭として注目されています。

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ドライガーデンとはどんなもの?

近年は南アフリカやオーストラリア、中南米などの南半球に自生する植物が次々に紹介されて人気を博しています。南アフリカ原産の球根植物ケープバルブや、オーストラリア原産のユーカリをはじめとするオージープランツ、中南米原産のアガベなどの多肉植物です。

これらにくわえ、園芸植物として古くから親しまれてきたラベンダーやエキナセアなど、乾燥に強い植物を中心にした植栽をドライガーデンといいます。水やりの必要がほとんどなく暑さにも強いのが特徴です。

そのため干ばつにしばしば見舞われて水やりの時間制限があるオーストラリア、アメリカの西海岸などで広まってきました。さらに近年は水の乏しい地域の節水型ガーデニングとしてゼリスケープガーデンとも呼ばれ、新たなガーデンスタイルとして注目されています。

多彩なスタイルをもつドライガーデン

一般的にドライガーデンといって思い浮かぶのは、茎葉に水分を蓄えて乾燥に強いアガベなどの多肉植物を利用した植栽です。ブルーグレーなどの個性的な葉色や造形的な草姿を生かすとダイナミックな植栽が楽しめます。寒さで冬越しが難しい地域ではコンテナで栽培して、冬は屋内に取り込んでもよいでしょう。

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大型のアガベ・アメリカーナ(アオノリュウゼツラン)や紅葉したアロエ、キュリオ・レペンスなどを配した南カリフォルニアの庭

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アガベやサボテンなどのコンテナ栽培

大型ではなくても、草姿や葉色の異なる多肉植物を組み合わせた植栽は、変化や動きが出せておもしろいものです。

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アエオニウム・アラビカムやアロエ・ノビリス、キダチアロエ、ハツミドリ(アガベ・アッテラアタ)などの組み合わせ

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ユーフォルビア・カラキアス、アエオニウム‘サンバースト’など

また、地中海沿岸地域~中東原産のラベンダーやサルビア、ゼラニウム、エリンジウム、オレガノなどのハーブ、サントリナなどのシルバーリーフ、グラス類などの乾燥に強い植物を組み合わせても、暑さに強く水やりの手間がかからないドライガーデンができます。

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ラベンダー、サルビア・ネモローサ、グラスのフェスツカ・グラウカなど

これらのガーデンは斜面を利用して、水はけをよくしているものが目立ちます。乾燥に強い植物は高温多湿に弱いことが多いので、日本の暖地でドライガーデンをつくるときも、やや用土を盛り上げて水はけよく植えつけるのがおすすめです。土留に流木や石などを用いると見栄えとともによいでしょう。

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アガベ・ストリクタやサボテン‘栄冠玉’に、赤いカンガルーポーなど:北川村の「モネの庭」マルモッタンにて(筆者撮影)

植えつけとは、苗や苗木、球根などを土に植える作業のことを指します。適切な時期や深さを守ることで植物の発芽や発根が促され、順調な生育につながります。植物ごとに適した用土が望ましく、植えたあとはしっかり水やりをして根づかせることが大切です。植物の種類によって用土の種類や肥料の施し方が異なるため、事前に育て方を確認しておくと安心です。

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多肉植物とは、​乾燥地帯に適応するため、葉や茎、根に水分を貯蔵する組織をもつ植物の総称です。アロエ、エケベリアなどが代表的です。​ぷっくりとした独特の形状や多様な色彩が特徴で、室内外の観賞用として人気があります。

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ロゼットとは、地面に葉が放射状に広がるように生える植物の葉の形を指します。タンポポが代表的な姿です。

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サボテンとは、乾燥地帯に自生する多肉植物の一種で、多くの品種が葉の代わりにトゲを持ち、茎に水分を蓄えることで過酷な環境でも生き延びる性質を備えています。メキシコや南米原産のものが多く、日本では観賞植物として親しまれており、ユニークな姿や鮮やかな花が魅力です。丈夫で乾燥に強く、水やりの頻度が少なくてすむことから、初心者にも育てやすい植物として人気があります。ただし、過湿や寒さには弱いため、水やりは土が完全に乾いてから行うことや、冬場は暖かい場所に置くなど、基本的な管理を守ることが大切です。鉢植...

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斑入りとは、白や黄色、クリーム色など、本来の植物の色とは異なる色の模様が入っている状態のことを指します。斑入りの葉の植物は観賞価値が高く、花が咲かない季節でも楽しめますが、日差しが強すぎると、斑の部分が茶色く焼けてしまうことがあります。

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多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。

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冬越しとは、寒さに弱い植物を冬の寒さや霜から守って生き延びさせるための管理方法です。屋外に置いている鉢植えを室内に取り込んだり、花壇の土の表面にワラや落ち葉などを敷き詰めたりします。

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植物における「バルブ」とは、地中や地表にあって球根のように膨らんだ茎や葉の根元の部分を指します。チューリップやヒヤシンスのように、バルブは栄養を蓄える役割を持ち、次の生育期に備える植物の大切な構造です。ガーデニングでは、バルブを用いた花の植えつけが人気で、適切な保管や植えつけ時期が豊かな花を咲かせる鍵となります。

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花穂とは、棒状に長く伸びた軸に花が密集して咲く花序の一種で、ラベンダーやミントなどのシソ科植物に多く見られます。花穂は多数の小さな花がまとまって咲くことで、視覚的にも香りの面でも存在感があり、昆虫を引き寄せる効果が高い形状です。ドライフラワーやポプリにも利用されることが多く、観賞と実用を兼ねた人気の高い花序形態です。

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用土とは、植物を育てるために使う土のことです。植物の種類に合わせて、水はけ、保水性、通気性、栄養のバランスを考えてつくられています。園芸店では「観葉植物用」「野菜用」「多肉植物用」など、目的別の用土が販売されており、初心者でも使いやすくなっています。

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球根とは、植物の栄養を蓄えた地下の器官で、翌年の発芽や開花に必要なエネルギーを蓄える役割を持ちます。チューリップやヒヤシンス、ユリなどが代表的な球根植物で、秋に植えて春に咲く秋植え球根、春に植えて夏に咲く春植え球根などに分類されます。球根は植え方や植えつけ時期、水はけのよい土などの条件を整えることで、毎年美しい花を咲かせることができます。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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原種とは、交配などで改良された植物の親や祖先にあたる種のことです。人間の手による品種改良や交配が行われていない、自然のままの状態で存在する野生種のことを指します。

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低木とは、一般的に高さが約2メートル以下の小型の木を指します。ガーデニングでは庭の縁取りやアクセントとして使われることが多く、ツツジやユキヤナギ、ローズマリーなどが代表的です。剪定がしやすく、生長も制御しやすいため、初心者にも扱いやすい特徴があります。また、低木は季節ごとの花や葉の変化を楽しむことができ、庭に四季折々の彩りをもたらします。

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萼とは、花の一番外側にある葉のような構造で、つぼみを保護する役割を果たします。多くの植物では緑色で硬く、花が咲いた後も果実の下に残ることが多く、花の構造や分類を理解するうえで重要な要素です。例えば、ナスの実の下部についている星形の部分が萼であり、種によっては目立たず早期に脱落するものもあります。また、ガクアジサイのように、萼が大きく発達して花のように見える装飾花となる場合も多くあります。

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