【ガーデニング】晩夏に咲く青い花10選。晩秋まで庭やベランダを彩る
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光武俊子
暑さの残るなかで、目に涼やかなブルーの花を楽しみませんか。青い花はそれだけでもちろんステキですが、高さの異なる花を組み合わせると変化やボリューム感が出ます。さらにブルーを引き立てるカラーコーディネートも考えてみましょう!
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草丈&花色の組み合わせを意識しよう!
植物の配置では草丈の違いに注目しましょう。高さの異なるものを組み合わせると変化とボリュームが生まれます。草丈は膝丈(ニーハイ)を中心に、それよりグッと高くなるものや低いものをあわせて選びます。
ベランダなら高中低それぞれの草花を数株ずつ1鉢に植えて組み合わせると、組み合わせやすく魅力的に見えませんか? 庭なら高中低それぞれの草花を数株ずつ後方から前へと配置すれば、どの花の顔も見えやすくなります。
また、ブルーの花はパープルやピンク、赤といった「同系色」の花と組み合わせるとなじみやすく、落ち着いた印象に。黄色やオレンジ色といった「反対色」と組み合わせると互いが引き立って、インパクトが強くなります。
こうした点を押さえると、ブルーの花がいっそうステキに楽しめます。
草丈別におすすめの晩夏に咲く青い花10選
<草丈高めの青い花>
円錐状の花穂を晩秋まで掲げる【宿根フロックス】
開花期:5~11月
草丈:60~120㎝
クサキョウチクトウやオイランソウとも呼ばれる華やかな多年草。日なたでも半日陰でも大きく育ちます。咲いた花のすぐ下に二番花の蕾ができるので、切り戻さなくても花がらを手でむしると、すぐに次の花が開花。
やせ地でも大きく育ってふえる【サルビア・グラノチカ】
開花期:6~10月
草丈:100~120㎝
日本ではメドーセージとも呼ばれます。濃いブルーの花がワイルドな趣きで力強く咲き誇ります。大株に育って茎葉がやや暴れるので、開花期に切り戻してコンパクトに楽しみましょう。ブルーの花を引き立てるライム葉の品種もあります。
ブルーのカーテンだってできる【プルンバゴ(ルリマツリ)】
開花期:5~10月
草丈:50~300㎝
青色~水色の花を半球状に集めて咲きます。熱帯花木ですが、関東地方南部なら戸外で越冬できます。半つる性の枝を伸ばして次々に開花するので、枝をネットなどに誘引するとカーテン状に仕立てられて見事です。
<膝丈くらいの青い花>
ブルーの小花が霞むように咲く【ネペタ・ファセニー】
開花期:5~10月(真夏は休む)
草丈:20~80㎝
キャットミントとも呼ばれますが、ネコが好むのはキャットニップ(ネペタ・カタリナ)です。青紫の小花が密につく花穂をいくつも立ち上げ、こんもりした株になる多年草です。真夏は花を休みますが、晩夏~秋にまた開花します。
青い蝶が舞うような軽やかな姿【クロデンドゥルム】
開花期:5~9月
草丈:30~150㎝
南アフリカ原産の熱帯花木。霜に当てなければ戸外で冬越しできますが、日本では一年草として扱うか、寒くなる前に室内に取り込みます。草丈が伸びるものの、コンパクトに切り詰めてふんわりした姿を楽しみましょう。
切り戻すと次々に花穂を上げる【ブルーサルビア(サルビア・ファリナセア)】
開花期:6~11月
草丈:20~40㎝
北アメリカ原産の多年草ですが、寒さに弱いため日本では一年草として扱われます。ブルーサルビアというものの白花もあるので、最近はファリナセアと呼ばれるように。花が終わったら切り戻すと、次の花穂が伸び出します。