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【秋の花を愛でる旅】グラスの美しさを堪能できる人気の「ナチュラリスティックガーデン」2選

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ゆうゆう編集部

【秋の花を愛でる旅】グラスの美しさを堪能できる人気の「ナチュラリスティックガーデン」2選

PIET OUDOLF GARDEN TOKYO

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新しい季節の訪れは、私たちの心だけでなく花たちも躍らせます。さぁ、今こそ満開のガーデンを訪れるとき。花々からの癒やしを存分に受け取ってみませんか。この時期に訪れたい観賞スポットを、花旅コーディネーターの舩山純さんが紹介します。

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お話を伺ったのは
花旅コーディネーター
舩山 純さん

ふなやま・ますみ●旅行会社クラブツーリズムにて、国内外の庭園ツアーを25年以上手がける、花と旅のスペシャリスト。人と庭・地域を結ぶガーデンツーリズムを提唱している。
https://www.club-t.com/sp/theme/nature/flower/

季節の移ろいを愛でる。それこそ秋の花旅の魅力です

秋の庭園が放つ大きな魅力、それは季節の変化をより感じられること。

「コスモスや秋の七草、ダリア、ヒガンバナ……秋は、季節の深まりをより実感できる花々が主役です。特に北海道は、ガーデンの美しさに圧倒されます。夕暮れやライトアップと花のコラボレーションを楽しむのもおすすめです」

長年にわたり全国各地の庭園を訪れ、トレンドの移り変わりを見守ってきた舩山さん。最近は、ナチュラリスティックガーデンの人気が高まっているそう。そのコンセプトは花の美しさを観賞するだけでなく、芽出しから枯れ姿まで植物の一生を見守りながら楽しむというものです。

「自治体が管理する公共公園の美しい植栽も増えていて、一般市民がガーデンづくりに参加できることも。旅するのはもちろん、近くの公園を散歩がてら訪れ、植物の命の循環を肌で感じるのも素敵ですね」

【北海道】十勝千年の森

色濃く、深みを増していく秋の草花たち

自然との共生がテーマ。日本屈指のナチュラリスティックガーデンである「メドウガーデン」の他、5つのガーデンがある。秋はグラスの群生やシードヘッドなど、終わりへと向かう植物の姿が情緒的。

「秋に向かって庭を育てている意識があり、特別な季節だとヘッドガーデナーの新谷みどりさんが話すのも納得の美しさです。ちなみに北海道は、10月下旬で閉園する銀河庭園(恵庭市)も素敵。最後の秋をぜひ目に焼きつけてほしいです」(舩山さん)

春の芽出しから枯れるまですべての段階が見頃で、秋は1年の集大成を観賞できる時期。グラスと花の色の調和も楽しみたい。
写真提供/十勝千年の森

北海道清水町羽帯南10線 
営業時間/9時30分〜16時(時期によって異なる) 
休園日/10月14日まで無休(2025年4月中旬まで閉園) 
入場料/1200円 
☎0156-63-3000 
https://www.tmf.jp/

シードヘッド

種をつけた花がらのこと。夏に美しく咲いた花は茶色く色づき、結実。それぞれ微妙に色形が異なる枯れ姿をじっくりと愛でたい。

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