【秋の童話】を久々に一気見!19歳のソン・ヘギョに大器の片鱗がのぞく。ソン・スンホン、ウォンビンが若い!1〜6話レビュー【韓国ドラマ】
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藤岡眞澄
「秋の童話」は、2000年の秋から冬にかけて、韓国KBSで放送されたテレビドラマ。日本では2002年から、各テレビ局で放送されました。「あれは泣いたなあ……」という方、韓国ドラマにはまるきっかけになったという方も多いのではないでしょうか。全18話を久しぶりに一気見した感想を3回に分けてお届けします。まずは1〜6話のレビューから。
※ネタバレにご注意ください
『冬のソナタ』で日本に韓流ブームを巻き起こしたユン・ソクホ監督による「四季シリーズ」第1作目が『秋の童話』(2000年)。
韓国で最高視聴率42%を記録し、「アジアで3億人が泣いた」というキャッチフレーズがついたほど、涙腺崩壊間違いなし。21年前も、今回の一気見でも、同じシーンで漏れなく涙が止まらなくなる。
物語は、ひとつの偶然から始まる。裕福なユン家で、やさしい両親と妹思いの兄ジュンソ(チェ・ウヒョク/子役)の愛情を一身に受けて幸せに暮らしていたウンソ(ムン・グニョン/子役)。中学校でも人気者のウンソに嫉妬心を燃やしていたのが、貧しい母子家庭に育った同級生のシネ(イ・エジョン/子役)だった。
ところがある日、ウンソが交通事故にあったことがきっかけで、この2人が出生時に産院で取り違えられていたことが発覚する。
衝撃の事実に激しく動揺する親たち。兄妹を超えた絆で結ばれていたウンソと離れ離れになることに必死の抵抗を試みるジュンソ。だが、両家が下した苦渋の決断は、お互いの娘を“産みの親”が引き取ることだった。
ウンソは借金に追われる生活を強いられるチェ家に、ユン家はウンソを忘れるためにもシネを連れてアメリカへの赴任を決める。
10年後。アメリカから帰国したジュンソ(ソン・スンホン)の足は、ウンソ(ソン・ヘギョ)の面影を求め、2人が育った懐かしい故郷の田舎町へと向かう。
偶然にも、ジュンソの大学時代の親友テソク(ウォンビン)の父が経営する近くのリゾートホテルで働いていたウンソ。テソクの好意に戸惑いながらも、必死に家計を支えていたある日、ジュンソとの忘れられない思い出が詰まった海辺で、2人は運命の再会を果たす。
かつては兄妹として育ったジュンソとウンソ。再会したいま、愛しているのに、愛していると言えない禁断の関係に陥ってしまった2人と、それを取り巻くテソク、ユミ(ハン・ナナ)の複雑に絡み合う四角関係が描かれていく。