【秋の童話】を久々に一気見!19歳のソン・ヘギョに大器の片鱗がのぞく。ソン・スンホン、ウォンビンが若い!1〜6話レビュー【韓国ドラマ】
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藤岡眞澄
しかし、一番の注目はソン・スンホン、ソン・ヘギョ、ウォンビンといういまや韓国を代表するトップスターの競演(3話~)。若い。そして、3人が愛を巡って苦悩する演技が、初々しくも切ない。
撮影当時、ウンソを演じたソン・ヘギョは19歳だったというから、その落ち着きぶりには大器の片鱗がのぞく。
あれほど願った再会を果たし、幸せに暮らしている振りをしたものの、兄の暴力から逃れるため、ウンソは画家になったジュンソが住む廃校のアトリエに転がり込む。
疲れて眠るウンソに、「おやすみウンソ、おはようウンソ。この言葉をどんなに言いたかったか」と涙ながらに語りかけるジュンソ。
つらい別離を経験したからこそ、こんな何気ないひとときに幸せを感じるのだろう。幸せは当たり前の日常に宿る。2人の間に流れていた10年分のぎこちない空気がゆるゆるとほどけていく。
アトリエの大掃除で仲よく窓を拭くとき、かすかに触れ合うジュンソの小指とウンソの小指。その触れあいの一瞬で、2人は兄と妹ではなく、男と女なのだということをごく自然に意識する。
「愛している」と言葉にしなくても、伝わる思いはあるものだ。だが、それは辛い宿命に向き合う覚悟を問うサインでもある。それにしても、窓拭きするだけなのに、神々しいほど美しいシーンだ。
中盤7話~は、許されぬ愛に戸惑いつつも思いを止められないジュンソとウンソ、そんなウンソにストレートに愛を伝えようとするテソク、婚約者のジュンソをウンソにとられたくないと焦るユミ。4人の恋愛模様が展開される中、ウンソに病魔が忍び寄る。
運命的な2人にとって、邪魔?とも思える立ち回りをする2番手男子・テソク役のウォンビンの魅力がいよいよ光り始める。
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