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【秋の童話】テソク(ウォンビン)の献身が胸を打つ!思わず絶句の衝撃的なラストが待つ 13〜18話【韓国ドラマ】

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藤岡眞澄

突然、理不尽な状況に追い込まれ、敵役のいじめに遭い、それでも誰も傷つけまいとじっと耐え、最後は不治の病に冒される。それは、『天国の階段』で“涙の女王”チェ・ジウが演じたヒロインをも彷彿とさせる。不幸ばかりを背負う人生だ。

だが、ソン・ヘギョの白く透き通った肌は儚げで、うっすら開いた口元は幼げで、思わず守ってあげたくなる。KBS(テレビ局)にウンソの助命嘆願が殺到したのも頷ける。ほぼ無名のソン・ヘギョにウンソ役を託したユン・ソクホ監督の適材を見抜く力がすばらしい。

そして、逃れられない運命で惹かれ合うジュンソとウンソは、思い出の牧場で偶然の再会をし、束の間、幸せな時間を過ごす。

「私たち、心の中でだけずっと愛し合おう」―― そう言って、唇が触れるくらいの口づけをするのさえ、長い道のりだったジュンソとウンソ。でも、それこそが童話の世界に生きるかのように、ピュアな童心を持ち続けた2人らしい。

ところが、病気の進行は容赦ない。自分を待つことで生きる希望をつないできたウンソに、いま会いに行けば安堵して逝ってしまうから、と面会を拒むジュンソ。だが、テソクは諦めない。

すると、ウンソは昏睡から奇跡的に目を覚まし、退院して、あれほど夢に見たジュンソとの2人暮らしを始めることができた。

だがそれは、命の灯が消えるカウントダウンの始まりでもあった。ウンソはジュンソに「私を愛しているなら、死んだりしないで」と約束を迫る。悲壮な叫びにジュンソも頷いた。

そして、死期を悟るウンソ。最期の願いを叶えようと、思い出の海辺に連れ出すジュンソ。おんぶしたウンソの手がほどけ、事切れたことに気づいても、ジュンソは叶うことのない明日の予定を背中のウンソに話しかけながら歩き続けるのだった……。

だが、この後に、思わず絶句の衝撃的なラストが待っていた。

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