フランスで今人気の「Nobashi」って?在仏20年のライターが見つけた次なる和食ブームをレポート!
最近のフランスは和食ブームだそうです! なんだかうれしいですね。パリの街角で見かけた「NOBASHI」とは? そしてパリでいま最も熱い和食とは何? フランスに住んで約20年になる著者に教えてもらいましょう!
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オリンピックは終わっても、何かと気になるフランスのあれこれ。昭和のドラマの「パリのおばさま」的雰囲気に皆が憧れた時期もあったかもしれませんが、最近のフランスは逆に日本ブームと言って良いほど。それはやはり和食人気のおかげと言えるかもしれません。寿司、やきとりはもちろん、新しいメニューが思いもよらない名前で売られているのを見つけました。
えびの「NOBASHI(ノバシ)」とは?
フランス旅行の間に洋食にあきて、あるいは在住者が日々のごはん作りに疲れたときに、何かと頼りになるパリの街中華。
テイクアウトも可能で、温めてくれるところなど、どことなくコンビニに似た雰囲気で立ち寄りやすく、本格和食とは違っても、春巻きやぎょうざ、シュウマイなど、懐かしい味が簡単に手に入るので、ありがたい存在です。
フランスに住んで約20年の筆者も、例にもれず、かなりの頻度で通っています。
が、最近引っ越して、新しいお店で見つけたのがこの「Nobashi」という棒状のもの。
料理をするひとならピンとくるであろうこのネーミング。
そう、あのエビフライです。
下ごしらえでエビの筋を切って「伸ばし」た状態からとったと推測できますが、名付けるなら、その下ごしらえよりももっと特徴的な「揚げる」というポイントがあるのでは?
フランスでは揚げ物のことを「frits(フリ)」と言いますが、ふつうに「Crevettes(クルベット=えび)frits」ではダメだったのでしょうか?
でもすでに「Tempura(天ぷら)」が日本料理として知られている今、エビ天とエビフライの違いをきちんと発信してくれているのはさすがと言えるかもしれません。
まだ一般的に使われている名称ではないようですが、ネットで検索すると、何人かのフランス人シェフもこの呼び方をしていたり、「Nobashi」の冷凍食品なども販売されていました。
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