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【ガーデニング】チューリップの球根の植え方 美しい花を長く咲かせるコツは?

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光武俊子

もっと楽しみたいチューリップのバリエーション

チューリップは子どもっぽい花と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、先に紹介したレンブラント咲きやユリ咲き、パーロット咲きなどはエレガントな雰囲気があります。花色を選べば大人っぽい華やかさが楽しめるのではないでしょうか。

花色も赤・白・黄色だけではなく、黒に近いシックな花色や複雑なバイカラーも豊富です。それから、球根1球から1花しか咲かなかったチューリップにも、茎が分かれて複数の花が咲く枝咲き(スプレー咲き)が登場しています。園芸店の店先やネットショップの売り場で探してみてください。

また、私が特におすすめしたいのは原種系のチューリップです。華やかな園芸品種の親になった原種は愛らしいもので、原種のよさを生かした「原種系」と呼ばれる園芸品種も登場しています。球根の大きい園芸品種は1年しか咲かないことが多いのですが、原種系は植えっぱなしで何年も咲いて楽しめます。

ブラックゴシックチューリップ

原種系チューリップ‘レディージェーン’

さあ、チューリップを植えてみよう!

チューリップの球根は球根2球分の深さに植えつけます。球根の平らな面とカーブの面を一方向に揃えて植えると、葉の出方がそろって美しいものです。できれば1か所(1鉢)に3球以上まとめて植えると見栄えがします。

チューリップだけを植えると春まで何もない地面を眺めなくてはならないので、冬も咲いてくれるビオラやガーデンシクラメンなどと植えつけましょう。そうすれば水やりも忘れません。特にチューリップは芽出しの時期に水切れさせてしまうと、花が咲かないことがあるので要注意です。

年末あるいは年始に植えつけても春に花は咲きますが、できるだけ寒さの前に植えた方が丈夫に育ち、翌年また咲く可能性が高くなります。同じような時期に咲く球根植物のムスカリやスイセンなどとも混植して、春に賑やかなシーンを楽しんでください。

園芸品種の球根

枝咲きチューリップとムスカリ

※2023年11月1日に配信した記事を再編集しています。

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