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【落合恵子さん・80歳】の元気の源「ファイトケミカルスープ」抗がん作用や免疫力アップなど、医師もすすめるその秘密は?

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ゆうゆう編集部

子どもの本、絵本、グッズや木のおもちゃ、女性のための書籍やオーガニックコスメなどの専門店として長く親しまれているクレヨンハウス。作家で主宰の落合恵子さんはもう一つ、オーガニックの八百屋と、オーガニックレストランの経営も続けてきました。自身の体験から、今改めて「食」の大切さを痛感していると言います。

▼前編はこちら▼

>>80歳、今なお現役の【落合恵子さん】50年近く続けている「オーガニック」へのこだわりとは?

PROFILE
落合恵子さん クレヨンハウス代表、作家

おちあい・けいこ●1945年栃木県生まれ。
明治大学文学部卒業後の67年、文化放送にアナウンサーとして入社、人気DJに。
74年に退社し作家活動を開始。大ベストセラー『スプーン一杯の幸せ』の印税を原資として、76年「クレヨンハウス」を設立。
近著『明るい覚悟』(朝日新聞出版)、『泣きかたをわすれていた』(河出書房新社)。

実体験でよさを実感したファイトケミカルスープ

店舗でオーガニック食材を提供していく一方、「医食同源」を自らの体でも試していく日々が続いた。だるくてだるくて仕方のない状態を何とかしたい。そう考えた落合さんは、さまざまな調理法で野菜をとるように。あれこれ試した結果、あるスープに行き着いた。

「キャベツと玉ねぎ、にんじん、かぼちゃを煮込む。ブロッコリーやにんにくも入れたりしてスープにして毎日飲んでいたんです。しばらく続けていると、気持ちが穏やかになったり、体の不調も整ってきたことに気づきました。そして驚いたことに、同じようなスープを推奨している医師が他にもいらっしゃることを知りました」

その医師とは、当時、熊本大学医学部名誉教授だった前田浩さん。

細菌やウイルス、抗がん剤の研究者だった前田さんは、正常な臓器を傷つけるものが活性酸素であることを突き止め、この活性酸素を中和するには抗酸化物質を外から入れるといいことを発見した。スクリーニングした結果、野菜や果物こそ最高の抗酸化物質であると判明。しかも、それらを十分に吸収するには、加熱してスープでとるのが最もよいという結論に達したのだ。

「自分自身の体調不良のあと、40代から50代にかけて、親しい友人を何人もがんで亡くしたんです。抗がん剤の副作用で苦しんでいる彼女たちを見たときに、やはりこれは食の力でもっと何とかできるんじゃないかと思わずにはいられませんでした。私はこのスープを家で毎日作っていたんですけど、特に有機キャベツやかぼちゃは春先欠品して手に入らなくなります。何とかもっと誰もが気軽に飲めるようにできないか。製品化できないかと思っていた頃、前田さんと同じ考えをおもちの麻布医院の院長、高橋弘先生の存在を知り、東京ということもあって、指導を仰ぐようになりました。そして、ハーバード大学での研究を基に、先生が考案されたレシピのスープを有機野菜で作るところまでこぎ着けました。それが『ファイトケミカルスープ』です」

ファイトケミカルとは、動くことのできない植物が、紫外線や害虫などから自らを守るために作り出す天然の機能性成分で7番目の栄養素。人間がこれを摂取すると、「抗酸化作用」「免疫力をアップする作用」「抗がん作用」などの働きが発揮されるという。この「ファイトケミカル」は硬い細胞に包まれているが、熱することでその細胞壁が壊れてとけ出す。だからスープとしてとるのが最適というわけなのだ。

「アメリカがん研究所が膨大なデータの中からがん抑制効果のある40食品を選び出したデザイナーフーズリストというものがあるのですが、このスープに入っている食材、にんにく、キャベツ、玉ねぎ、にんじんは、その上位の食材。オーガニックですから、本来の野菜の味だけで十分おいしい。私も毎日食べていて調子がいいので、ぜひ皆さまにも実感していただけたらいいなと思います」

オーガニック ファイトケミカルスープ 食べ方とその魅力

オーガニック ファイトケミカルスープ

ファイトケミカル研究の第一人者・医学博士の髙橋弘さん(麻布医院院長・ハーバード大学医学部内科元准教授)考案のレシピを「有機農産物」のみで作ったスープ。ファイトケミカルとは、植物が作り出す天然の機能性成分のこと。「抗酸化作用」「免疫力をアップする作用」「抗がん作用」などの働きが期待できる。

1パック 777円

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