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【クリスマスローズの庭実例】達人のプライベートガーデン&タネから育てた愛情たっぷりの庭【ガーデニング】

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更新日

園芸ガイド編集部

【実例②】愛情たっぷりで咲かせる自宅の庭とコミュニティーガーデン

上田政子さん(滋賀県)

【ガーデンデータ】
庭の広さ:約170㎡
庭年齢:12年
クリスマスローズの株数:約1000株

みずから交配しイベントを発起

滋賀エリアでクリスマスローズに精通している人の間では知らない人はいない、「まーちゃん」こと上田政子さん。2013年に「まーちゃんのなんちゃってクリスマスローズ展示即売会」を一人で開催してしまったほど熱心なクリスマスローズ愛好家です。

「クリスマスローズとの出会いは、大好きなバラの休眠期に咲く花をさがしていたのがきっかけでした」

当時はまだクリスマスローズの株が高価だったころ。株をふやしたいという思いもあり、みずから交配し、タネをまいて育苗を続けました。その結果、数年後には庭じゅうがクリスマスローズでいっぱいになったそうです。

最初に一人で開催した展示会は、現在は「彦根クリスマスローズ展示即売会」に名称を変え、全国的にも知られるイベントに成長。地域の方々の応援もあり、まだまだクリスマスローズ熱が止まりません。

【クリスマスローズの庭実例】達人のプライベートガーデン&タネから育てた愛情たっぷりの庭【ガーデニング】(画像7)

自宅のフェンス沿いに置かれた棚の上にはお宝のクリスマスローズが並び、豪華なコーナーに。

【クリスマスローズの庭実例】達人のプライベートガーデン&タネから育てた愛情たっぷりの庭【ガーデニング】(画像8)

自宅の庭で、備前焼きとウィッチフォードがコラボしたポットにピンクのセミダブルを合わせて。地植えの赤のダブルとの組み合わせが絶妙。

【クリスマスローズの庭実例】達人のプライベートガーデン&タネから育てた愛情たっぷりの庭【ガーデニング】(画像9)

セミダブルの‘ゴールド’から、セルフ(自家受粉)で出た、赤いフラッシュが華やかなダブル。

タネから育てるという大きな喜びと感動

上田さんは自宅の庭のほかに、職場でもあるコミュニティーガーデン「ローズブランチ」の庭の管理もしています。また、近年は米原駅前のバラ花壇の手入れも任されており、忙しい日々を送ります。

あらゆる植物に愛情を注ぎ、世話を惜しまない上田さんが特に大好きな作業が「タネまき」です。

「プロが作った苗のクオリティーにはとうてい及ばないのですが、自分でタネをまいて育てた苗はとにかくかわいくて。どんな花が咲いても特別なかわいらしさがあって、手間がかかってもやめられないですね」

【クリスマスローズの庭実例】達人のプライベートガーデン&タネから育てた愛情たっぷりの庭【ガーデニング】(画像10)

上田さんが管理している「ローズブランチ」の庭で、可憐に咲くニゲル。

【クリスマスローズの庭実例】達人のプライベートガーデン&タネから育てた愛情たっぷりの庭【ガーデニング】(画像11)

上田さんが管理を任されている、米原市の企業が運営するコミュニティーガーデン「ローズブランチ」のクリスマスローズ。

【クリスマスローズの庭実例】達人のプライベートガーデン&タネから育てた愛情たっぷりの庭【ガーデニング】(画像12)

上田さんのお気に入りの花たち  きれいなワイン色の平咲きのダブル。

【クリスマスローズの庭実例】達人のプライベートガーデン&タネから育てた愛情たっぷりの庭【ガーデニング】(画像13)

上田さんが交配した小輪カップ咲きのグリーンのセミダブル。

※この記事は『クリスマスローズの咲く庭づくり』主婦の友社編(主婦の友社)の内容をWeb掲載のため再編集しています。

※2023年10月21日に配信した記事を再編集しています。

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クリスマスローズの咲く庭づくり

主婦の友社編

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寄せ植えとは、複数の植物を1つの鉢やプランターにまとめて植えることです。花の色や形、高さのバランスを考えることで、美しいアレンジが楽しめます。同じ環境を好む植物同士を組み合わせるのがコツです。季節ごとに植え替えれば、年間を通じて楽しめる人気のスタイルです。

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山野草とは、山地や野原などの自然環境に自生する草花の総称です。季節の移ろいとともに可憐な花を咲かせるものが多く、例えばフクジュソウ、イワウチワ、ホトトギスなどが知られています。近年では自然の趣きを大切にしたガーデニングスタイルとして、鉢植えや盆栽仕立てで育てる愛好家もふえており、日陰や半日陰などの環境を生かして、庭の一角に山野の風情を取り入れることができます。

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地植えとは、植物を鉢やプランターではなく庭の地面に直接植える方法のことで、根が土中に自由に広がるため株が大きく育ちやすく、水やりや肥料の持ちもよくなるといったメリットがあります。例えばバラや宿根草、樹木類などを長期間育てたい場合に適していて、植えつけの際には土壌の排水性や日当たり、風通しなどを考慮して場所を選ぶことが大切です。

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球根とは、植物の栄養を蓄えた地下の器官で、翌年の発芽や開花に必要なエネルギーを蓄える役割を持ちます。チューリップやヒヤシンス、ユリなどが代表的な球根植物で、秋に植えて春に咲く秋植え球根、春に植えて夏に咲く春植え球根などに分類されます。球根は植え方や植えつけ時期、水はけのよい土などの条件を整えることで、毎年美しい花を咲かせることができます。

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原種とは、交配などで改良された植物の親や祖先にあたる種のことです。人間の手による品種改良や交配が行われていない、自然のままの状態で存在する野生種のことを指します。

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休眠とは、植物が生長を一時的に停止して、寒さや乾燥などの不利な環境から身を守る生理状態のことを指します。球根や落葉樹などでは、冬の寒さに備えて活動を停止し、気温が上がると再び芽吹きます。休眠中の植物は水や肥料をそれほど必要としないため、過湿や過剰施肥を避けて管理することが大切です。休眠の有無や期間を知ることは、植え替えや剪定の適期を見極めるうえでも重要です。

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交配とは、異なる個体間で花粉を授受させ、種子を作らせることを指します。自然界では風や昆虫によって行われることが多く、人為的には望ましい性質を持った植物同士を選び、花粉を人工的に移すことで、新たな品種づくりや改良が行われます。例えば、花色や香りの強いバラや、実の大きなトマトなどは、長年の交配によって生まれたものです。家庭園芸でも、自家採種やオリジナル品種の作出を目指す際に、交配は魅力的な技術の一つです。

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