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【ガーデニング】初めてのバラ栽培 苗はどこで買う?—初心者のバラ育てQ&A

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吉原美奈子

【ガーデニング】初めてのバラ栽培 苗はどこで買う?—初心者のバラ育てQ&A

カーブをつけた飛び石の小道にバラや一年草、宿根草が咲く海外の庭。日本ではバラはもっと大きく育つのでボリューム管理に気をつけます。

バラを育ててみようと思ったとき、まずは苗をどこで買うか、どう選ぶかが問題です。ネットでもバラはたくさん売られていますが、慣れるまでは自宅近くのバラに詳しい店で買うのがいいでしょう。今回はバラの品種の選び方についてお答えします。

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まるで映画のワンシーンのような、バラが咲くバルコニー。クラシカルなフェンスが真紅のバラとよくマッチしています。

Q 初めてのバラ栽培、苗はどこで買えばいいですか?

A バラはスーパーの店先などでも売られていますが、品種名の正確さ、株の健康度や充実度の観点から、一にも二にも信頼のおける店でバラを買うことが大事です。

おすすめはバラ専門の育種会社や大規模ローズガーデンの苗売り場で、バラのことならどんな質問にも答えてくれるスタッフが揃っています。

茨城県のいばらきフラワーパーク、千葉県の京成バラ園、神奈川県の横浜イングリッシュガーデン、山梨県のコマツガーデン、大阪府のひらかたパークなど各地域にある専門店やローズガーデンを訪れてみてください。

海外のガーデンセンターのバラ売り場のようす。5月なら花のついた鉢植えバラも売られています。後ろにはテラコッタの鉢も並びます。

ほかには大規模なホームセンターでもバラ苗が売られていますが、ガーデニングコーナーが充実している店、バラに詳しいスタッフがいる店であれば質問もしやすく、後々の助けになります。

地域に根付いている園芸店は信頼がおけそうですが、ことバラに関してはよい店とそうでない店に分かれるようです。
筆者が初めて苗を買ったのは盆栽や庭木の剪定を手掛ける地域の老舗でしたが、バラのことはよく分からず、苗も弱っていてうまく育ちませんでした。

なお、バラは真夏以外に求めるのが基本で、秋、冬、春が購入、植え付けに最適の季節です。

ローズピンクのロゼット咲きのバラ。たくさんのつぼみをツンツンとつけて、まだまだ咲き続けます。

Q 苗に花がついていない場合、どう確かめるの?

A 大人になった成木と違い、苗は赤ちゃんや幼児のようなものですから、花がついていないのが普通です。
4~5月ごろに売り出される新苗にはつぼみがついていることもありますが、咲かせると株の力が弱るので普通はとってしまいます。

苗には品種ラベルがついていて、写真付きのものもあるのでそれで確認します。なければスタッフに聞いてカタログなどを見せてもらいましょう。
バラは名前で系統や特徴が分かるので、名前のラベルがついているものを買うようにします。

どうしても花のついたバラがほしい場合は、苗ではなく成木となったバラの鉢植えを購入するという手があります。値段は高めですが、大きくなるまでプロが管理していたものなので安心して育てられます。

横浜イングリッシュガーデンは首都圏から気軽に行けるバラのスポット。実際に咲いている姿はバラ選びの参考になります。

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