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【片岡仁左衛門×坂東玉三郎】おしどり夫婦が37年間離れ離れになったら?【シネマ歌舞伎】『ぢいさんばあさん』が問いかけるものとは

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ゆうゆうtime編集部

幸せに暮らすおしどり夫婦が、ある事件をきっかけに37年もの間離れ離れになった末に再会したら……。森鴎外のドラマチックな短編小説を原作にした歌舞伎の名舞台『ぢいさんばあさん』がシネマ歌舞伎となって、2015年1月3日から映画館で上映されます。夫婦を演じるのは、片岡仁左衛門×坂東玉三郎の名コンビです。

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「あらすじ」37年間、離れ離れになった夫婦は……

江戸に住む美濃部伊織と妻るんは評判のおしどり夫婦。

子どもも生まれ幸せに暮らしていた矢先、伊織は喧嘩で負傷した義弟の久右衛門に代わり1年間単身京都で勤めをすることに。

翌年の桜が咲く頃に再会を誓い別れる二人だったが、伊織は京でふとした弾みから同輩の下嶋甚右衛門を斬ってしまい、越前にお預けの身となり江戸への帰参が叶わなくなってしまう。

月日は流れ、二人が離れ離れになってから 37年。罪が許された伊織とるんはようやく再会の日を迎える——

37年の間に変わってしまった姿と、変わらない夫婦の固い絆の対比が見どころ。

おしどり夫婦の悲劇と絆を、仁左衛門と玉三郎が演じる

歌舞伎界のゴールデンコンビ 片岡仁左衛門と坂東玉三郎が、伊織とるんの初々しい若夫婦時代、そして37年後の二人を、時にコミカルに、時に物悲しく演じ分け、時の流れをしみじみと描き出します。

片岡仁左衛門と坂東玉三郎は、共に重要無形文化財保持者(人間国宝)であり、芸と華を兼ね備えた現代歌舞伎界屈指の名優です。
二人は様々な歌舞伎狂言で共演し、本作『ぢいさんばあさん』も共演を重ねた数多くの演目のひとつ。平成6年(1994年)3月歌舞伎座公演で初めて伊織役・るん役で出演して以来、令和6年5月現在、同配役で五度共演しています。

この役は、若い夫婦と37年後の姿の演じ分けはもちろんのこと、劇中では描かれない37年間の別離を、観客に想像させなくてはならない難しい役どころです。この期間に夫婦が乗り越えた苦労を観客が想像してこそ、遂に果たされる再会の場面に感動が生まれるからです。

仁左衛門・玉三郎という名優が演じる伊織とるんを、大スクリーンで楽しみたいですね。

周囲からも評判のおしどり夫婦・伊織とるん。

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