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人間に必要なものは、実はほんのこれだけ!?禅僧 枡野俊明さんに学ぶ

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ゆうゆう編集部

人間に必要なものは、実はほんのわずかだと知る

そうならないためにも、買うときの心構えが大切です。自分にとって本当に価値あるものかを吟味してから購入しましょう。「新しい洋服を買ったら、クローゼットの中に似たような服があった」「賞味期限の切れた食品が山のように出てきた」などという話を最近よく聞きます。以前は「バーゲンセールでつい買ってしまった」というケースが多かったのですが、コロナ禍になってからは「ネットショッピングでついついポチっとしてしまったんです」という声も多く聞くようになりました。深く検討せずに買ってしまうときの代表的な失敗例です。

ひとつのものを手に入れるときには、それが本当に必要か、どんなときに使うのか、この先もずっと使い続けることができそうか、よくよく考えてみてください。そして今持っているもので代用できないか、もう一度考えてみることも大切です。

ネットで気に入ったものがあった場合、一度そのページを閉じて、3日間考えるくせをつけましょう。3日たっても欲しいと思えたら購入する、そんなルールを自分の中につくることも必要だと思います。

不要なものがなくなって部屋がすっきりすると、最終的に残ったものが大活躍できるようになります。それぞれの居場所を決め、使ったらその場に戻す習慣をつけてください。何度も使ううちに愛着も湧くでしょう。心が穏やかになっていくことを実感できるはずです。

<一禅チャレンジ>
広告に踊らされない

私たちは今、あふれかえる情報の中で暮らしています。あの店がおいしい、この商品は使いやすい、健康でいたいならこれを飲もう......。特にスマホには注意が必要です。その人の興味に合わせた広告を次々に表示します。ときには「本日12時までに購入すればポイント10倍」など、決断を急がせるものも少なくありません。

スマホは単なる道具です。踊らされてはいけません。入ってくる情報を制御していきましょう。完全にシャットアウトはできなくても、ルールをつくることは可能です。スマホを開くのは1日○時間だけ、通勤時間は見てもいいが家では見ない、ネットの広告は無視するなどなど。自分に何が必要かを決めるのは、自分自身です。

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※この記事は『悩みを手放す21の方法』枡野俊明著(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。
※2024年9月6日に配信した記事を再編集しています。

悩みを手放す21の方法

枡野俊明著
主婦の友社刊
戸惑ったりイライラしたりの毎日、そんな心を支えてくれるのが「禅」の考え方です。禅というと、坐禅を組むことが思い浮かびますが、禅では生活そのものが修行。生活の中に禅的なものを取り入れる21の行動(形)を、禅僧である枡野俊明さんが自ら手本を示しながら教えます。

※詳細は以下のボタンへ

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