気温35℃超えの大阪万博、50代の楽しみ方はこう!イタリア館攻略や西エリアの穴場情報、暑さ対策の全て
公開日
更新日
柚野木
若いころほど体力がない、ヘトヘトになるのは避けたい、でも万博を思いっきり楽しみたい……そんな50代ライターの万博体験記をお届けします。ゆるく快適に過ごす、真夏の大阪万博! 後編は、汗対策の必需品!
▼前回はこちら▼
>>50代からは「疲れない万博プラン」で!夕方からの万博は半額以下!予約なしで楽しむコツとは?腹をくくってイタリア館の行列へGO!
ぼちぼち楽しむ、ゆるめの万博ファンであっても、イタリア館への憧れは日増しにつのるばかり。事前予約に何度もトライするものの、そうそうチャンスはめぐってきません。そこで、意を決して7月某日(平日)、予約なしの行列に飛び込みました。朝11時過ぎから待つこと4時間。そしてついに……。
最初に案内された部屋で映像を見終わった瞬間、サーッと視界が広がり「ファルネーゼのアトラス」が前方に見えます。この瞬間、疲れが吹き飛びました。待った甲斐があった!
どの作品も、あらゆる角度から鑑賞することができ、作品の持つ力強さを間近で感じられます。
また入館者数をかなり制限しているので、ゆったりと鑑賞できます。いつまで滞在していてもかまいません。近くから、遠くからじっくり眺め、しばし現地へ旅をしているような気分に浸りました。その後、屋上にある庭園(大屋根リングから見える場所)も心穏やかに散策でき、完全に満ち足りた思いで会場を後にしました。
行列に並ぶ前は、灼熱地獄を覚悟していたものの、大屋根リング下の日陰で待機できたので意外に過ごしやすく、海からの風が心地よく届きました。疲れにくいようにと、折りたたみ式のチェアを準備したこと、ドリンクと軽食を多めに準備しておいたこともよかったように思います。
大阪の暑さ対策は「汗対策」と心得て
大阪の夏は湿度とのたたかいです。日中の会場内では汗対策が肝心なので、私は保冷バッグの中に保冷剤を数個詰め、凍らせたおしぼりに制汗シートも入れて、体を冷やしながらこまめに汗をふくようにしています。もちろん、ハンディファン(またはうちわ)や日傘(必ず晴雨兼用で)も大活躍です。
また行動中は、定期的にエアコンのあるスペースで一息つくようにしています。レストランなどのイートインスペースでの休憩のほか、コモンズ館(Dが一番冷えているといううわさあり)もねらい目。ここはトイレ休憩も検討してください。「エアコンあり」のトイレは貴重です。
トイレ利用のタイミング、パビリオンの待ち時間に同行者と交代で行くこともあると思います。自分がいる場所を把握しつつ最寄りのトイレが分かるアプリ「Personal Agent」は便利です。また、話題にのぼる個性的なデザインのトイレは混雑しやすいので注意してください。
