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【ガーデニング】庭やベランダをトロピカルに!暑いほど元気な熱帯花木[8選]

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光武俊子

もともと熱帯地域に自生する熱帯花木は、暑さに強くて鮮やかな花色が特徴。これまでは温室でしか咲かせられなかったものも、温暖化の進む近年は家庭で楽しみやすくなっています。暑さや強烈な日差しをものともしない熱帯花木で、この夏はトロピカルな雰囲気を楽しみませんか。

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夏の日差しの下で鮮やかに咲く熱帯花木

カラフルな花色で、ハワイやタヒチなどの南国を思わせる熱帯花木。植物園の温室では気温を一定に保つことで年間を通して花を咲かせています。けれども、近年は温暖化によって日本でも、夏に庭やベランダで花を楽しめるのです。

実際に夏の園芸店には、ブーゲンビリアやハイビスカスなどの熱帯花木鉢花として並びます。5~10月は庭植えも可能です。寒さには弱いので11月には掘り上げて、日当たりのよい室内で栽培。翌年、暖かくなったら再び戸外で楽しめます。霜が降りない暖地では、戸外で冬越しできる種類があります。

鮮やかな花色は濃い緑のきれいな観葉植物と組み合わせるとすてき。どちらも急に強光線にさらすと傷むことがあるので、数時間などと時間を区切ったり、日陰に数日置いてから日なたに出すなど、少しずつ光に慣らしましょう。

庭やベランダで育てやすい熱帯花木8選

鮮やかな花色の大きな花【ハイビスカス(ヒビスカス)】

開花期:5~10月
樹高:50~300㎝

樹高30㎝ほどの鉢花で流通しますが、矮化剤で処理されたものが多く、庭に植えると大きくなります。鉢植えで育て、花後に剪定して高さ1mくらいに保つとよいでしょう。大輪だけど性質がやや弱いハワイアン系、花は小さめでも丈夫な在来系、大きくなるコーラル系があるので、確認して購入します。

紫色の花が涼しげに枝垂れ咲く【デュランタ】

開花期:6~10月
樹高:30~200㎝

小花が房状に集まり、枝先から垂れ下がって咲く動きのある花木です。霜がない地域なら戸外で冬越しできるため、沖縄では生垣になっています。水はけよくして日に当てて栽培することで、花つきがよくなります。花が終わったら枝先を切り戻すと、二番花も楽しめます。

夏空に映える花をたくさん咲かせる【キョウチクトウ】

開花期:6~9月
樹高:300~500㎝

インドから中近東の原産で、日本でも暖地では戸外でも冬越しできます。乾燥や大気汚染に強いため、高速道路などの緑化にも利用されます。熱帯地方では一年中開花するものの、日本では夏に開花。日当たりのよい場所で、枝先にたくさんの花が咲いて夏空に映えます。樹液や枝葉に毒性があるので注意しましょう。

甘い香りを漂わせる一日花【マツリカ】

開花期:7~9月
樹高:50~300㎝(半つる性)

ジャスミンの仲間で、夏の夕方に咲いて強い芳香を放ちます。朝にはピンク色に色変わりしてしぼむ一日花。乾燥させた葉をウーロン茶に混ぜてジャスミンティーにしたり、精油にしたりして利用します。日本では沖縄など以外は室内で冬越し。生育期の夏に剪定します。

【ガーデニング】庭やベランダをトロピカルに!暑いほど元気な熱帯花木[8選](画像6)

八重咲き品種

観葉植物とは、花よりも葉の形や色、質感の美しさを楽しむことを目的とした植物の総称です。モンステラ、ポトス、カラテアなどが代表的で、インテリアグリーンとして人気があります。育てやすく空間に潤いを与えるため、初心者からベテランまで幅広い層に愛されていますが、室内管理には日照・温度・湿度・空気の流れなど、繊細な配慮が必要です。身近に置いて葉の表情を見て、植物と会話する感覚が味わえるのも魅力の一つです。

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短日植物とは、日照時間が一定時間より短くなると花芽を形成する植物を指します。​具体的には、夜の時間が長くなることで開花が促進されます。​アサガオやポインセチア、コスモスなどが代表的な短日植物です。

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多年草とは、開花、結実後も枯れずに生長する植物のことを指します。一度植えると数年にわたり生育し、毎年花を咲かせます。

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地植えとは、植物を鉢やプランターではなく庭の地面に直接植える方法のことで、根が土中に自由に広がるため株が大きく育ちやすく、水やりや肥料の持ちもよくなるといったメリットがあります。例えばバラや宿根草、樹木類などを長期間育てたい場合に適していて、植えつけの際には土壌の排水性や日当たり、風通しなどを考慮して場所を選ぶことが大切です。

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冬越しとは、寒さに弱い植物を冬の寒さや霜から守って生き延びさせるための管理方法です。屋外に置いている鉢植えを室内に取り込んだり、花壇の土の表面にワラや落ち葉などを敷き詰めたりします。

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二番花とは、植物が最初に咲かせた花(一番花)のあとに続いて咲く花のことを指します。一部のバラやクレマチスなど、繰り返し咲くタイプの植物が代表例です。一番花の後に剪定や肥料を適切に施すことで、二番花をより美しく咲かせることができます。ガーデニングでは長い期間花を楽しむために、この二番花を咲かせることがポイントとなります。

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一日花とは、咲いてから1日でしぼんでしまう花のことをいいます。アサガオやムクゲ、ヘメロカリスなどが代表的です。短命ではありますが、毎日次々と咲くことで長期間楽しめるのが特徴です。花の美しさを朝のうちに観賞して、咲き終わった花をこまめに摘み取ることで、株全体を美しく保つことができます。

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高木とは、生長したときに一般的に5メートル以上(または2〜3メートル以上)の高さになる樹木を指します。ケヤキ、イチョウ、サクラなどが代表的で、街路樹や公園樹、シンボルツリーとして親しまれています。根が広がりやすく、生長スピードも品種によってさまざまなため、植栽の際には周囲の環境や将来のサイズを十分に考慮することが大切です。高木は四季折々の景観を彩るだけでなく、日陰をつくり、風を和らげるなど、暮らしに心地よさを与えてくれる存在です。

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鉢花は、鉢に植えられた花のことで、ガーデニングでは室内外どちらでも楽しめる人気のスタイルです。ベゴニアやシクラメン、ポインセチアなど季節ごとに適した種類が選ばれ、空間を彩ります。移動が容易なので、環境に応じた日光や温度調節が可能で手入れもしやすく、狭いスペースでもガーデニングの趣を存分に楽しめます。

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誘引とは、植物の枝やつるを支柱やフェンスに沿って結びつけ、形を整えたり、日当たりをよくしたりする作業です。生長に合わせて、ひもなどでやさしく固定します。見た目を美しくするだけでなく、花つきや収穫量にも影響します。

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花木とは、季節ごとに美しい花を咲かせる木本植物のことで、観賞を目的として庭木や公園などに植栽されます。ウメやサクラ、ツツジ、ツバキなどが代表的で、四季の移ろいを楽しめます。樹形や花色のバリエーションも豊富で、和風・洋風どちらの庭園にも取り入れやすい植物です。

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肥料とは、植物が健やかに生長するために欠かせない栄養素を補給する材料のことです。おもにチッ素、リン酸、カリウムを三大要素とし、それぞれ葉の生長、花や実の形成、根の発達を助けます。有機質肥料と無機質肥料に分類され、有機質肥料は堆肥や骨粉など自然由来で、土壌改良にも効果的。一方、無機質肥料は成分が均一で即効性が魅力です。ガーデニングでは植物の種類や生長段階を考慮し、適切な肥料選びと施肥のタイミングが大切です。

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矮性とは、通常より背丈が低くコンパクトに育つ性質のことです。鉢植えや小さなスペースの庭に適しており、管理もしやすいため人気があります。例えば「矮性トマト」などと書かれていると、小型で支柱がなくても育つ品種という意味です。

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樹高とは、地面から樹木の最も高い部分までの高さを指す言葉で、庭木やシンボルツリーを選ぶ際の重要な目安となります。植物の種類や品種によって最終的な樹高には大きな差があり、適切な樹高を見極めて植栽することで、住宅や周囲の景観と調和したガーデニングが実現できます。また、生長のスピードや剪定のしやすさにも関わるため、メンテナンスの観点からも考慮すべきポイントです。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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剪定とは、植物の不要な枝を切り取る作業のことです。形を整えたり、風通しをよくしたり、枝分かれを促したりする目的で行われます。剪定を行う目的に合った正しい時期に行うことが大事です。

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低木とは、一般的に高さが約2メートル以下の小型の木を指します。ガーデニングでは庭の縁取りやアクセントとして使われることが多く、ツツジやユキヤナギ、ローズマリーなどが代表的です。剪定がしやすく、生長も制御しやすいため、初心者にも扱いやすい特徴があります。また、低木は季節ごとの花や葉の変化を楽しむことができ、庭に四季折々の彩りをもたらします。

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苞とは、花の近くにつく葉のような部分で、本来の葉とは形や役割が異なります。ポインセチアやブーゲンビリアなどは、この苞が色づいて花のように見えます。実際の花は中心にある小さな部分で、苞は花を守る役割をしています。

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