「地獄のテーマパーク」って本当? 話題の【ジャングリア沖縄】を40代ライターが家族で体験してみた!
「やんばるフレンズ」は砂漠のオアシスだった!
気を取り直して向かったのは「やんばるフレンズ」。待ち時間は約20分と表示されていて、これはすぐ入れそう!
「他も混んできそうだから、もう1つのアトラクションも見てくる!」と夫は別行動に。その間、母子3人でいよいよジャングリア初のアトラクション体験です。
まず通されたのは研究室のようなセット。リアルな“教授”が登場し、黒板の裏からやんばるクイナが大暴れ!(演出です)。続いて大画面ビジョンのお部屋では、やんばるクイナの「ジャン」とシーサーの「シシ」がコミカルなトークを展開。
観客とのコール&レスポンスもあって、〇ィズニーの〇ートル・トークを思い出す人も多いはず。
涼しい室内、可愛いキャラ、テンポの良い展開。子どもたちもキラキラした目で楽しんでいて、「楽しかったね〜!」とご満悦。この瞬間は、「ジャングリアに来てよかった」と初めて素直に思えました。
「ファインディングダイナソー」は結局3時間以上待ち!
一方で一足先に「ファインディングダイナソー」に向かった夫からは続々とLINEが。
「今30分待ち!」
「あ、60分になった!とりあえず並んでおく!」
「日よけがないー」
「80分待ちなんだが…」
「ドリンク買っておいたほうが良いかも…」
「トイレ先に行ったほうがいいかも!」
不穏すぎるメッセージの数々…。子どもを連れて急いで向かい、「トイレ行ってきたので…」と小声で伝えて合流(ほんとはよくない!ごめんなさい汗)。並び始めてまだ30分も経っていないはずなのに、夫の位置は列の1/3あたり。
でも私は見てしまったんです。「120分待ち」の表示を……!!
ちなみに私たちが訪れたのは7月28日。台風8号が近づいていて、空模様も不安定(ジャングリアのオープンは7月25日でした)。日差しは強いし、蒸し暑いし、ウォーターミストは途中で止まってしまうし…。
そして日陰もほぼナシ。設置されていたトープ(日除け布)も、ひらひらのメッシュ素材でまったく遮光にならず…。ここからの待ち時間は、日差し・湿度・雨の3重苦との戦いの始まりでした。
長蛇の列。あちこちでめもごと勃発!
並び始めて1時間。でもまだ列の真ん中にすら届いていない…。
「え、さっき1/3地点だったよね?これって…ここからさらに1時間以上かかるのでは…?」思考停止しかけたそのとき、後ろの方から何やら言い合いの声が。
若いお父さんが電話越しに、「だからベビーカーは置いておいてって言ってるだろ!俺は今並んでるんだよ!」と、ちょっと荒れ気味。横には年長くらいの男の子が3人、そして高齢のお母さん。電話の相手は奥さまだったのでしょう。
電話を切ったあとも「なんでわかんないんだよ…」とつぶやいていて、聞いているこっちも胸がざわざわ。
でも、このお父さんだけが怒っているわけじゃなくて…。この猛暑・混雑・先が見えない状況では、誰もがストレスを抱えていて当然。家族で来ていても、ちょっとしたことでぶつかってしまう…そんな光景があちこちで見受けられました。
整理券発行したのにトラブル発生
列の前方で、キャストを呼んで訴えている2家族がいました。どうやら「整理券を持っているのに使えない」とのこと。
我が家は入園直後にアプリ確認したのに、整理券なんて取得できなかったので、「え、結局取れた人もいたの!?」とびっくり。それでも、整理券を持っているのにずっと列に並ばされていたなら、確かに不満が爆発してもおかしくない…。
対応にあたっていた若いキャストさんでは話が進まず、しばらくすると名刺を持った“いかにも”な上司の女性が登場。穏やかに対応し、なんとか場は収まりました。
こんなやり取りがあちこちで起きていたのですが、それでも暴動にならず、みんなちゃんと並んでいたのは本当に偉いと思います…。
やっとファイティングダイナソーに突入!!その内容は?
ついに!並び始めてから約200分、我が家の番がやってきました。
アトラクションの内容は、“迷子になった赤ちゃん恐竜を探す大冒険”とのこと。長時間並んでいたこともあって、「きっと涼しい乗り物に乗るんだよね♪」と期待していたら…まさかの徒歩。しかも屋外。森の中を探検する形式……(チーン)。
それでも私たちは「恐竜探検隊」という設定で、キャストのお姉さんが案内のレンジャー役を演じてくれていたので、さすがに「いや歩くんかーい!」とは言えず、気持ちを切り替えて出発進行!
子どもたちは疲れていたはずなのに、赤ちゃん恐竜を探すことに夢中になり、元気を取り戻していました(さすが!)。
途中のつり橋は、大きめの公園にある遊具にあるようなものでしたが、「これは恐竜が住む森なんだ」と思い込むと、なんとなくワクワク感もアップ。(ただし、公式HPのパースとはかなりイメージ違うけど…)
後半のクライマックスは、自分でバーを上下して進めるトロッコ。…そう、自力で動かすやつです。
子どもだけでは力が足りず、レンジャー役のお姉さんと中年の私で「よいしょ、よいしょ!」と全力でバーを上下。ゼーハー言いながら、赤ちゃん恐竜の待つ洞窟へ向かいました。
しかも、我が家の下の子は背が届かないため、抱っこしながら操作…これはもう修行の域(泣)。でも、子どもたちは本当に楽しそうだったので、それだけで救われました。
