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【ガーデニング】初心者でも育てやすい食虫植物[8選]かわいくてかっこいい!

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光武俊子

世界中に自生する粘着式【モウセンゴケ】

日本にも尾瀬や北海道などに自生する食虫植物で、世界中に200種類以上あるとされます。腺毛(せんもう)と呼ばれる毛が葉の表面にびっしり生えて、ねばねばした粘液で虫を捕らえる「粘着式」。日光によく当てると大株に育ち、冬は寒風が避けられれば屋外でも冬越しできます。

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ハエトリグサとの寄せ植え

立派な花も咲かせる【サラセニア】

筒状の捕虫葉表面から蜜を出して虫を誘う「落とし込み式」。捕虫葉を彩る模様が美しく、品種によってさまざまなタイプがあります。3~5月には大きな花も立ち上げ、見どころいっぱい。日差しを好み暑さに強く、冬は落葉しますが、初心者にも育てやすい食虫植物です。

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サラセニアの花

バクテリアの力で昆虫を分解【ヘリアンフォラ】

サラセニアの仲間ですが、南米ギアナ高地にだけ自生する珍しい食虫植物です。サラセニアなどに似た漏斗状の捕虫葉をもつものの、蓋が小さいのが特徴。消化酵素を出さずにバクテリアの力で虫を分解します。熱帯高地の沼地に生息するので、乾燥させないように注意を!

私はネット通販で入手したミニタイプの食虫植物3種セットを栽培して楽しみました。意外なほど夏のベランダで元気に育てられたのですが、過去形になっているのは、気温が下がり始めたころに乾燥させてしまったためです。湿度と気温を保つことがポイントになります!

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鉢皿に水を溜めて育てるハエトリグサ

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夏の軒下で吊り鉢で育てるウツボカズラ

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冬越しとは、寒さに弱い植物を冬の寒さや霜から守って生き延びさせるための管理方法です。屋外に置いている鉢植えを室内に取り込んだり、花壇の土の表面にワラや落ち葉などを敷き詰めたりします。

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光合成は、植物が太陽の光をエネルギー源にして、二酸化炭素と水から酸素と栄養(糖)を作り出す生命活動の基本です。葉の中にあるクロロフィル(葉緑素)が光を受けることでこの反応が起き、植物の生長だけでなく、地球上の酸素供給にも関与しています。ガーデニングでは、植物が光合成しやすいように日当たりを確保し、葉を健康に保つことが重要です。日陰を好む植物でも、ある程度の光が必要であるため、「光と植物の関係」を理解しておくことは、育てる楽しさを深めてくれます。

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腰水とは、水を張った容器に鉢を浸して、鉢底から水を吸収させる水やり方法です。湿地性植物の栽培に用いられます。長時間の浸水には注意が必要です。

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肥料とは、植物が健やかに生長するために欠かせない栄養素を補給する材料のことです。おもにチッ素、リン酸、カリウムを三大要素とし、それぞれ葉の生長、花や実の形成、根の発達を助けます。有機質肥料と無機質肥料に分類され、有機質肥料は堆肥や骨粉など自然由来で、土壌改良にも効果的。一方、無機質肥料は成分が均一で即効性が魅力です。ガーデニングでは植物の種類や生長段階を考慮し、適切な肥料選びと施肥のタイミングが大切です。

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用土とは、植物を育てるために使う土のことです。植物の種類に合わせて、水はけ、保水性、通気性、栄養のバランスを考えてつくられています。園芸店では「観葉植物用」「野菜用」「多肉植物用」など、目的別の用土が販売されており、初心者でも使いやすくなっています。

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学名とは、植物や動物を世界共通で呼ぶために使われるラテン語などによる正式な名称で、属名と種小名の組み合わせから成ります。例えばバラの学名は「Rosa hybrida」で、学術的な識別や国際的な情報交換に不可欠です。和名や英名と異なり、学名は重複や誤認が少なく、分類体系に基づいた整理が行われています。

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品種とは、ある植物の中で、花の色や形、実の大きさなどの性質が、明らかに他の植物と異なる栽培植物のことです。園芸品種や栽培品種の略称です。

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