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【防災のプロが教える】最低限、揃えるべき備蓄品リストと非常時に役立つ最新ポイント

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ゆうゆう編集部

衛生用品・医薬品

水を使わなくても清潔にできるよう、アルコールシートなどは多めに

災害時には使える水が限られるので、汗ふきシート、アルコールスプレー、ドライシャンプーなどが必須。乳幼児や要介護の人がいる場合には紙おむつや尿取りパッドも多めに用意したい。生理用ナプキンやおりものシートは、下着を替えられない場合にも便利だ。

「ドライシャンプーはメーカーによって香りや使い心地が違うので、自分の好みのものを用意しましょう」(辻さん)。常備薬や貼り薬、目薬、マスクなども多めに用意したい。

暑さ対策・寒さ対策

体調管理が大事。季節に合わせて備蓄品を見直す

停電になるとエアコンや電気ストーブが使えなくなるので、体温管理には注意が必要だ。夏は冷凍庫に保冷剤などを常備して体を冷やそう。塩飴と水があれば経口補水液がわりになり、熱中症対策にも効果的。水の備蓄も増やしたい。

冬は使い捨てカイロを多めに用意しておき、薄手のダウンやウインドブレーカーなど重ね着できるものを準備しておこう。「新聞紙をくしゃくしゃにして空気を含ませ、手首や首、足首に巻くと防寒対策に」(辻さん)

電源・熱源

ポータブルバッテリーやカセットコンロを用意

ライフラインの復旧には時間がかかるので、電源の確保はマスト。「1人当たり単3電池40本、単1電池10本は準備しておきたいですね。スマホは情報収集の必需品なので、モバイルバッテリーは常にフルにして複数持っていたいもの。私はソーラー式の蓄電池も用意しています」(辻さん)。

ソーラー式のランタンや、首にぶら下げるネックライトも災害時には役立つ。調理にはカセットコンロが必須なので、ガスボンベは30本ほど用意して。

防災リュックは3日間を乗り切れるように中身を準備

POINT
❶食料はお気に入りを選ぶ
❷一度は使ってみる
❸衣類はすべてビニール袋に

外に避難するときの備蓄品の目安は3日分です。背負いきれない場合に優先するのは水。それ以外は「避難生活で自分がご機嫌になれることは何か、という視点で厳選しましょう」と辻さん。

防災リュックのセットを購入した場合は、一度は普段に食べたり使ったりして確認しておきたい。また、水害で避難する場合、濡れた服のままでは低体温症のリスクが高まる。替えの衣類はジッパーつきのビニール袋に入れて濡れない工夫を。

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※情報は2024年6月現在のものです。

※この記事は「ゆうゆう」2024年9月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

取材・文/神 素子 イラスト/いしいゆき(クリートワークス)

▼※2024年8月12日に配信した記事を再編集しています▼

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