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1万人の貧乏ゆすりからわかったこと!イライラを消す3つの簡単習慣とは?【心理学者が伝授】

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内藤誼人

イライラしたときは足の裏に注意を向けると、怒りがすっとおさまっていく

腹が立つことって、日常のあちこちにひそんでいます。レジが混んでいるとか、約束をドタキャンされるとか、同僚のうっかりミスで残業する羽目になるとか。でも、そのたびに怒っていたら、不機嫌な感情に支配されて、メンタルも下降してしまいます。

イラッとしたら、意識を足の裏に飛ばしましょう。このおもしろい習慣の効果は、米国ジョージア州にあるオーガスタ大学のナーバイ・N・シンが立証しています。

シンは、軽度の知的障害と精神疾患のある男性に、「足の裏の瞑想」というマインドフルネスの技法を教えました。怒りを自覚したら、深呼吸しながら足裏に意識を向けるというシンプルな方法です。この練習を続けた男性は、6カ月で攻撃行動がなくなり、その後も1年間落ち着いた行動を保ったと報告されています。

この技法は、今では怒りをコントロールするトレーニングとして、福祉や教育の現場などにも広がっています。「足裏」というふだん意識しない場所に注意を向けることで、感情の爆発を防ぎ、冷静さを取り戻しやすくなるのです。

怒りのパワーは強力ですが、コントロールできれば QOL(生活の質)はグッと上がります。感情に飲み込まれそうになったら、「足の指はどうなっている? 足の裏はどんな感覚?」と全集中。グラグラした気持ちが、すっと整っていくはずです。

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