1万人の貧乏ゆすりからわかったこと!イライラを消す3つの簡単習慣とは?【心理学者が伝授】
何かをじっと2分間見つめると、悩みがスーッと消えていく
「今日の商談、うまくいかなかったな......」
「さっきの部長の態度はいくらなんでもひどすぎる......」
不愉快なできごとは、終わったあとも心のなかで残り続け、なかなか離れてくれません。忘れようと思っても、頭のなかをぐるぐる回って私たちを悩ませます。
そんなときにおすすめなのが、「一点凝視」というシンプルなテクニックです。
ベンジャミン・ベアードは、当時在籍していた米国カリフォルニア大学サンタバーバラ校で、「無意識の思考」をテーマに実験を行いました。79名の大学生を2つのグループに分け、両方に「過去の恋愛は思い出さないように。少しでも考えてしまったらボタンを押して」と指示。さらに片方のグループには、「画面の一点を見つめ続ける」ように伝えました。すると、一点を凝視したグループは、ボタンを押す回数が約半分に。つまり、無意識の思考にとらわれにくくなったのです。
この実験から、「考えまい」と意識すると逆効果になりがちで、視線などで意識を向ける「対象」があることで、余計な思考から距離をとれることがわかります。
凝視するのはペンの先や時計の針など、手近なもので十分。とにかく2分間、目を離さないことが肝心です。余計な思考がすっと消え、気分もスッキリしてきますよ。
イラスト/髙栁浩太郎
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