1万人の貧乏ゆすりからわかったこと!イライラを消す3つの簡単習慣とは?【心理学者が伝授】
「小さなことでくよくよするな」と言われますが、くよくよするのはとても人間らしいこと。恥じる必要はないと、心理学者の内藤誼人さんは言います。では、くよくよしたときは、何をすればいい? 話題の新刊『くよくよしたら手を洗おう。』から、抜粋してお届けします。第1回は、すぐにできる方法3選!
デスクワーク中は貧乏ゆすりで血流をアップして心と体を守る!
貧乏ゆすりは、行儀の悪い癖だと言われています。でも、そのイメージは、そろそろ時代に合わなくなってきているかもしれません。実は、デスクワーク中には、むしろ積極的に貧乏ゆすりをしたほうがいいという、興味深い研究結果もあるのです。
英国ロンドン大学のガレス・ハガー=ジョンソンは、イギリスの中高年女性1万名以上を対象に、座る時間の長さと、日常的に「そわそわ動く(貧乏ゆすり)」頻度の関係を分析しました。12年後に追跡調査をしたところ、1日に7時間以上座って仕事をしている人は、5時間以下の人に比べて約30%も死亡リスクが高いことが判明しました。ところが、貧乏ゆすりなどでそわそわ動いていた人には、そのリスクが見られなかったのです。
座りっぱなしの姿勢では、下半身の血流が滞り、代謝も落ちやすくなります。こまめに休憩をとれればよいのですが、忙しいときにはそうもいきません。そこで注目されるのが、貧乏ゆすりというわけです。
音を立てなければ周囲の迷惑にもなりませんし、血行がよくなれば脳にも酸素が届いて集中力や作業効率もアップ! とくに座りっぱなしになりがちな人ほど、足を小さく動かしてみてください。ちょっとした動きでも、体はきちんと反応してくれます。
